『不滅のあなたへ』の主人公フシは少年の姿をしている事が多く、その姿でのフシの表情や仕草はとてもかわいいのでフシが人間らしく成長していくのが物語の楽しみでもあります。
そんなかわいい魅力がたくさんあるフシには4つの能力があり、その能力もフシの魅力のひとつですよね。
そこで今回は、『不滅のあなたへ』のフシがかわいいその魅力と、フシがもつ4つの能力や生き返る条件についてもまとめていきます!
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『不滅のあなたへ』でフシはかわいいけどどんなキャラ?
最初「球」の姿だったフシには名前はありませんでした。
その「球」には「刺激を受けた物の姿へ変化できる能力」と「死んでも再生できる能力」という2つの能力があり、その能力を使い「それ」は石になり、石からコケ、オオカミへと姿を変化させていきます。
「それ」はオオカミの姿になったことで意識を獲得し、さまよった後で雪に包まれた過酷な土地の誰もいなくなった村で生活している、明るく笑顔がかわいい一人の少年と出会いました。
この少年は、後にフシが変化し姿を変えた少年です。
少年はオオカミの姿で自分の前に現れた「それ」をジョアンと呼び、ジョアンは少年と共に生活するオオカミだったので「それ」はジョアンにかわり少年と暮らすこととなりました。
ジョアンの飼い主の少年は、楽園のような場所を目指し旅立った村人達と再開することを生きる目的としていましたが、ある日少年自身の世界を知りたいという夢を叶えるために楽園に向かい旅立つことを決意します。
楽園に向かい旅に出た少年は旅の途中で足に怪我をし、村人達と再開することもできなかったため元いた村の自分の家へ帰ることを決めました。
どうにか自分の家にたどり着いたものの、少年の怪我は悪化しているようでどんどん弱り、ついには立てないほどになり、イスに腰をおろすと少年は最後にジョアンに向け「僕のこと・・・ずっと覚えていて」と言葉を残して亡くなってしまいます。
少年の死によって「それ」は「刺激を受けた物の姿へ変化できる能力」で少年の姿を獲得し、少年の姿へと変化しました。
少年の姿となった「それ」はニナンナという地域で少女のマーチと出会い、不死身なことからマーチに「フシ」と名付けられます。
マーチに「フシ」と名付けられて以降、主人公はフシとして様々な人と出会い生きる術を教えてもらい、温かい感情を知っていくことで人間を模しただけだったフシは人間のように成長していくのです。
『不滅のあなたへ』のフシのかわいい魅力まとめ!
主人公のフシは成長するにつれ様々な表情や仕草を見せます。
最初は人間らしいことを何も知らず、まるで赤ちゃんのようなフシですがその成長過程がとってもかわいいんです。
ここからは、そんなかわいいフシの魅力をまとめていきましょう!
魅力①果物の食べ方を知らないフシがかわいい!
主人公がフシの姿となり最初に出会った人間がニナンナの女の子のマーチでした。
マーチは肉体がぐちゃぐちゃになったフシが再生するのを見て、驚きますがフシに付いていき木登りをしてとった果物をフシに与えます。
しかし果物の食べ方を知らないフシは、マーチが手に持っている果物にそのままかじりつきマーチを驚かせ、マーチはその瞬間果物を地面に落としてしまいました。
地面に落ちた果物にそのままかじりつくフシを見て、驚きを隠せないマーチは親からしつけられなかったのだろうと哀れみの目で見つめ、食べ方を教えてあげました。
マーチのしていることを理解できないフシは、マーチが食べ方を教えるために手に持っていた果物を叩き落としそのまま地面に落ちた果物を手を使わずに食べます。
せっかく果物の食べ方を教えようとしてくれているマーチに対して、果物の食べ方を知らずに何度も果物を叩き落とすフシがかわいいです!
魅力②フシの笑顔がかわいい!
果物をめぐって最初はすれ違うフシとマーチ。
マーチの優しさがフシには伝わらずマーチは泣いてしまいました。
しばらくフシとマーチの果物をめぐる争いは続きましたが、ついには果物をフシがいる方へ投げてフシに取りに行かせることに楽しさを感じ始めたマーチです。
するとマーチが投げた果物を取りに行き、その果物を食べたフシはゲップをした後にマーチの方へ振り返り、かわいい笑顔を見せました。
フシのかわいい笑顔を見たマーチは、親切にしてもらったら「ありがとう」と言うことを教えますが、フシはマーチの言うことを聞きませんでした。
魅力③マーチに付いてくるフシがかわいい!
フシは果物をくれるマーチに付いていきます。
フシには果物をくれるマーチに対して何か感情を抱いている様子はありませんが、本能的に食べ物をくれる人に付いて行ったのかもしれません。
マーチは自分に付いてくるフシに母性のような感情が目覚め、不死身なことからフシという名前を付けました。
マーチを母親のように付いて回るフシは赤ちゃんのようでもありかわいいですね!
魅力④オオカミ姿でマーチに従うフシがかわいい!
生贄となったマーチをオニグマから救うためにオオカミのジョアンの姿に変化したフシは、オニグマとの戦いの後にマーチが落とした果物を食べて初めて「ありがとオ」と言葉を話しました。
マーチとパロナ、祈祷師を演じていた罪人のピオランと共にヤノメ国へ連行される最中もマーチから食べ物を与えられては「ありがとオ」と言い、マーチを笑わせます。
その後もマーチに言われるがまま水辺に近づいたりマーチについてきたりと、フシがマーチに従う姿はかわいいですね!
魅力⑤串団子の食べ方を知らないフシがかわいい!
ヤノメ国に到着してハヤセの提案により食事をすることになったフシとマーチとパロナに、うどんと2本の串団子が用意されました。
しかし食事の仕方を知らないフシは、串団子を串ごと食べたので口から出血してしまいます。
それに気付いたマーチは心配して「大丈夫!?」と声をかけると、フシは口の中に指をつっこみ串を取り出したのでした。
串団子を串まで食べた失敗で学んだのか、2本目の串団子は上手に食べることができたフシでしたが、出血しながらも串ごと団子を食べてしまうフシがかわいいです!
魅力⑥覚えた言葉を繰り返すフシがかわいい!
マーチに初めて教えてもらった「ありがとオ」という言葉しか知らなかったフシでしたが、ハヤセ達ヤノメ人によって不死身か確かめられる際にフシに攻撃してきたヤノメ人の罪人を反撃すると、怪我をしたヤノメ人の罪人は「痛い!」と何度も叫びました。
そこで「イタイ」という言葉を覚えたフシは、痛いの意味までは理解することができなかったようです。
その後は痛いときも痛くないときにもフシは覚えたての「イタイ」という言葉を繰り返し、そんなフシが言葉を覚えたばかりの子供のようでかわいいですよね!
魅力⑦初めて怒った顔のフシがかわいい!
ヤノメ国の牢獄から脱獄することに成功したフシとパロナとマーチ、祈祷師を演じさせられていた老婆のピオランでしたが、逃げる途中にハヤセが放った矢からパロナをかばいマーチは死んでしまいました。
マーチが自分をかばって死んでしまい、一緒にニナンナに帰れなくなったことに絶望したパロナは現実を受け入れられず自死しようとしています。
魂の姿となりそれを止めようとするマーチですがマーチの声はパロナには届かず、止めることはできないと思ったその瞬間、マーチの声は聞こえていないはずのフシがパロナの自死を止めました。
パロナの自死を止めるフシの表情には怒りのようなものが感じられ、フシはそのままパロナの腕をつかみオニグマの姿へと変化してヤノメ国から逃げてマーチとパロナの故郷であるニナンナへと向かいます。
フシが自死しようとするパロナに対して何を感じていたのかはわかりませんが、マーチの死を無駄にしようとしたパロナに怒りを感じたのかもしれません。
初めて怒った顔をしたフシもまた違った表情でかわいいですよね!
魅力⑧ピオランと過ごすフシがかわいい!
パロナをニナンナへと送り、オオカミの姿へと変化したフシは歩き続けた先でピオランと再会しました。
フシに付いてくるピオランは空腹のあまり少年の姿のフシの太ももに噛みつきますが、フシはオオカミの姿へと変化しスルっとピオランをかわし威嚇します。
それでも諦めないピオランはフシに飛びつき、フシはマーチの姿へと変化して得意の木登りで果物を取りピオランに投げつけました。
その後フシはピオランから文字を教わりますが、その時の字を書く棒を持つ手がグーになっていて持ち方が本当にかわいいんです!
ピオランはフシに言葉、文字、人間としての生き方を教えると言い、フシは自然に存在するものの名前や、美味しいものを食べたときには「うまい!」と言うこと、寝るときには「おやすみ!」と言うことなども教わりました。
時が経ちフシから「なに?」と質問したり物の名前を言ったりと、フシはたくさん喋れるようになり、自分の生い立ちまで語れるまでに成長します。
ピオランとフシはまるで親子のような関係で、ピオランと過ごしているフシは人間の子供のように成長していてかわいいですね!
魅力⑨グーグーの言いなりになるフシがかわいい!
フシがピオランと共に訪れたタクナハの酒爺(さけじい)の家で、使用人として働いていたのがグーグーという仮面をかぶった少年でした。
グーグーはフシに話しかけ周囲を案内したりと世話を焼いてくれ、人が言ったことには「はい」と返事をすることを教えます。
するとフシはグーグーが言うこと全てに「はい」と返事をし、言われたとおりに行動していてその姿はとてもかわいいですよね!
自分の年齢や親のこと、兄弟のことなど何もかもわからず、無知で子供のようなフシを兄弟のように感じたグーグーは、フシを弟のように感じたようで家族として迎え入れたいと言いました。
『不滅のあなたへ』でかわいいフシの能力
かわいいフシですがフシには自身が知っていて何度も使っている能力の他に、フシ自身が自分が持っていることに気付いていない1つの能力がありました。
ここからは、フシがもつ能力についてまとめていきます。
能力①刺激を受けた物の姿へ変化できる能力
フシは最初「球」の姿をしていましたが、フシという少年の姿になるまでに石、コケ、オオカミとなり少年の姿を獲得し姿を変化させましたが、これが刺激を受けた物の姿へ変化できる能力です。
他の物質の姿を獲得しその姿に変化するには、その物質から刺激を受ける必要がありました。
その刺激とは「形、音、匂い」のことで、フシは刺激の記憶により刺激を受けたものの姿に変化することができ、変化できるようになったものを『不滅のあなたへ』では「器」と呼んでいます。
フシが姿を変化させられるものは、生き物ではない石から、動物、人間など様々です。
しかし刺激を受けたものの姿に変化するには条件もあり、生き物の場合は相手が生きている状態ではその姿に変化することはできず、フシが姿を変化するものが生き物の場合には刺激を受けた相手が必ず死んでいる必要があります。
フシが刺激の記憶により獲得した姿は、いつでも何度でもその姿に変化することが可能です。
そのため、フシはお腹が空くとマーチの姿へと変化し得意な木登りで果実を取るなど、生活する上で便利な姿へと変化することができます。
能力②死んでも再生できる能力
フシは死んでも再生できる能力により、死んでも何度でも再生することができます。
そのためフシが死ぬことには何の問題も生じることはなく、死はフシという物体にとっては状態の変化でしかないのです。
死んでも再生する能力は死と再生を繰り返す度に、再生速度が短縮されて驚異的なスピードで再生できるようになっていきました。
フシにとって無駄な死はなく、死は成長するための過程にすぎません。
能力③物質を作り出す能力
フシは刺激を受けた物の姿へ変化できるだけでなく、刺激を受けた物質を作り出す能力がありました。
この場合の物質とは、槍や矢などの武器の他に食べ物やお金などフシは様々な物を作り出しています。
物質を作り出すためには刺激を受ける必要があるため、フシが見たり触ったりしたことのない刺激を受けたことのない物質は作り出すことができません。
また、水だけや炎だけ、フシよりもとても大きな物や生き物を作ることもできないようです。
フシは強く刺激を受けたものほど記憶に深く刻まれるため簡単に作り出すことができ、成長と共に少量の刺激で獲得したものでもその物質を作れるようになっていきました。
能力④死んだ生物を復活させる能力
フシがもつ能力の中でフシ自身が知らない能力が、死んだ生物を復活させる能力です。
フシは死んだ生物を復活させる能力に気付いていなかったため、偶然死者を復活させたことでその能力が明らかになりました。
死んだ生物の復活には必要な条件があるようで、それがすべてそろうことで死者は復活することができますが、その条件がそろわない状態で復活させようとすると死体を複製するだけで終わってしまうようです。
『不滅のあなたへ』のフシの能力で死者が生き返る条件は?
フシの能力で死者が生き返る条件については明らかにされておらず、物語が進むにつれて明らかになっていくのではないかと思われますが、物語の中から死者が生き返る条件を考察しまとめてみます。
上記のことがフシの能力で死者が生き返る条件として考えられます。
フシの能力で死者を復活させるためにも刺激が重要で、その人物の「形、音、匂い」がフシに記憶されていなければ、死者が生き返る条件を満たすことはできないのではないでしょうか。
そのため、生前に会ったことのない人物を復活させようとした際には生き返らせることはできず、死体を複製するだけで終わってしまったのかと思われます。
まとめ
かわいいフシの魅力についてまとめ、フシのかわいさが伝わったことと思います。
特別な能力をもったフシがその能力を使い成長していく様子をこれからも見守りたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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