戦闘員六号が派遣された惑星のグレイス王国では、毎年同じ時期にアンデッド祭り(アンデッドフェスティバル)というオカルトな祭りが開催されていました。
魔法が存在しているファンタジーな世界のこの惑星では、アンデッドも当たり前のように存在していたのです。
そこで今回は、『戦闘員、派遣します!』でアンデッド祭りの猫ぐるみの正体は誰なのか、屋台の謎肉についてもまとめていきます!
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【戦闘員派遣します!】アンデッド祭り(アンデッドフェスティバル)とは?
アンデッド祭りとは、亡くなった先祖をお迎えする儀式のことです。
アンデッド祭りは日本でいうところのお盆のようなものですが、戦闘員六号が派遣された惑星では本当に先祖の霊が帰ってくるという違いがあり、アンデッド祭りの期間中は出店が出るなど、美味しいものをたくさん食べることができます 。
帰ってくる先祖の霊たちは「依り代」を用意しないと、そこら辺の死体に取り付いて街中を歩き回ることになるため、アンデッド祭りでは依り代人形が用意されていることがとても重要なのです。
アンデッド祭りを取り仕切るのはグリム
アンデッド祭りを取り仕切っているのは不死と災いを司るゼナリスの大司教であるグリムで、毎年アンデッド祭りを取り仕切る役割を果たしています。
アンデッド祭りの運営であるグリムは、アンテッド祭りが開催されるまでの1週間の間にそれまでに帰省するご先祖様たちの依り代をを用意しなくてはいけません。
使者の霊の依り代となる依り代人形のぬいぐるみを作るための材料を用意をするのもグリムの役割です。
アンデッド祭りには依代人形が必要!
アンデッド祭りに必要な依り代人形とは、グリム手製の人間大の大きさのぬいぐるみのことです。
依り代人形を作るのには大森林の植物で月が出ている夜にしか咲かない白い花が必要で、グリムは依り代人形を作るための材料も自ら確保しなくてはいけないため、戦闘員六号に依り代人形の材料集めを手伝ってほしいと言ったのでした。
大森林の植物で月が出ている夜にしか咲かない白い花は、死者が正式に地上に留まるための許可証になるため、その花がなければ依り代人形を作ることができません。
帰って来た霊たちを悪霊にしないために、大森林の植物で月が出ている夜にしか咲かない白い花は絶対に必要なものなのです。
アンデッド祭りのアンデッドパレードとは?
アンデッド祭りでは本来毎年決まった時期に死者の魂が里帰りしてきますが、気が早くアンデッド祭りの開催よりも先に地上に来てしまった霊たちが街を練り歩くのがアンデッドパレードです。
里帰りしてきた死者の霊は、グリムが作った依り代人形の人間大の大きさのぬいぐるみに入っているため、そのぬいぐるみ達が集団で練り歩く姿はそれが霊だということを除けばとてもファンシーに見えます。
アンデッド祭りの管理業務について
不死と災いを司るゼナリスの大司祭というグリムは、アンデッドの声を聞くことができるということもありアンデッド祭りの管理業務を任されているようです。
アンデッド祭りの管理業務とは死者の魂を用意した依り代人形に入れるだけでなく、アンデッドの声を聞いてその声を家族に伝えることや、里帰りしてきた霊によるいたずらを防ぐ取り締りなどの治安維持活動も含まれています。
しかしグリムひとりでたくさんの里帰りをしてきた霊の対応をするのは難しく、戦闘員六号に治安維持活動の手伝いをお願いしていました。
【戦闘員派遣します!】アンデッド祭りの猫ぐるみの正体!
アンデッド祭りでは依り代人形のぬいぐるみに死者の魂を入れ留まらせます。
死者の魂はぬいぐるみの姿をしているためグリム以外にはそれが誰なのかはわからないのですが、凶暴な猫ぐるみの登場で猫ぐるみに入っている魂の正体について気になりましたね。
ここからは、アンデッド祭りの猫ぐるみの正体についてまとめていきます!
猫ぐるみの正体は地のガダルカンド!
アンデッド祭りに現れた凶暴な猫ぐるみの正体は、魔王軍四天王のひとりである地のガダルカンドです。
猫ぐるみは金属製の棍棒を持っていて最初は戦闘員六号を追いかけていましたが、いつのまにかグリムの背後に立っていたことで戦闘員六号はその光景にデジャヴを覚えました。
その光景はまさに地のガダルカンドがグリムを殺した時と同じ光景だったため、グリムにとっても嫌な記憶がフラッシュバックしたのです。
猫ぐるみはグリムが不死と災いを司る「ゼナリス」の名前を出しても全く反応しなかったことから、最初はネクロマンサーが入っているのではと考えていましたが、猫ぐるみは死霊を操る魔法使いの総称であるネクロマンサーとは違い、どう見ても武闘派でした。
最終的には猫ぐるみが戦闘員六号にバカにされたことで、自ら魔王軍四天王の地のガダルカンドだと名乗ったことで猫ぐるみの正体が明らかとなったのです。
猫ぐるみになったガダルカンドの理由と目的
地のガダルカンドの魂が猫ぐるみに入れた理由は、地のガダルカンドが地属性の魔法が得意な魔族であるため、不浄な大地とつながりのあるアンデッドたちと親和性が高いからでした。
その見た目や性格からから脳筋タイプだと思われていた地のガダルカンドでしたが、地のガダルカンドの魂が依り代人形である猫ぐるみに入り留まることができ、さらに地面から大量のゾンビを召喚したことで本来の能力が明らかとなったのです。
また、地のガダルカンドの魂が猫ぐるみに入った目的は、地のガダルカンドの首が安置されている神殿に向かうためでした。
魔王軍四天王という大物だった地のガダルカンドが万が一にも復活してしまうことがないよう、その首は神殿で浄化を行っていましたが、地のガダルカンドの恨みが強く未だに浄化できていなかったのです。
地のガダルカンドはアンデッド祭りに乗じて自分の首が浄化される前に神殿から首を取り返し、本格的な上位アンデッドとして復活する気なのではとグリムは予想していました。
実際に地のガダルカンドは、自分の首を取り戻し復活して戦闘員六号達に復讐するつもりでいたのです。
猫ぐるみのガダルカンドはその後どうなった?
戦闘員六号達と交戦していた地のガダルカンドのもとに、地のガダルカンドの部下の魔族ガーゴイルが首を抱えて登場しました。
しかし地のガダルカンドの首を運んでいたガーゴイルは、戦闘員六号が銃を抜き発砲すると頭を打たれそのまま墜落し、同時に落下した地のガダルカンドの首はロゼが飛び蹴りを食らわせたことで城壁に激突してしまいます。
そのため城壁に激突した地のガダルカンドの首は、神殿で長く保管されていたこともあり耐久力が落ちていたようで砕けてしまい、地のガダルカンドの復活は叶いませんでした。
さらにアリスが持ってきたRバッソーを使った戦闘員六号の攻撃により、地のガダルカンドが猫ぐるみの後に依り代として土で作った人形は八つ裂きにされ 、バラバラになった地のガダルカンドはそれでも睨みをきかせて来年のアンデッド祭りで復讐しようと考えていたのです。
しかし、最後はグリムの祈りによって地のガダルカンドは地に還されたのでした。
【戦闘員派遣します!】アンデッド祭りで屋台の謎肉の正体は?
アンデッド祭りで屋台で串焼きとして売られていた謎肉の正体は明らかとなっていません。
焼きたての串を頬張ると食べたことのない味がして、警察沙汰になったら困るような肉だと作中ではいっていましたが、スノウは串焼きを見て何の肉かわかった様子で違法ではないが別に体に害があるわけでもなく、知らずに食べればただの肉だと話しています。
また、アンドロイドであるキサラギ=アリスの目でもこの謎肉の正体の判別がつかないことから、かなり怪しい肉であることは明確です。
人の肉ではないということだけは明らかにされているため少し安心した戦闘員六号でしたが、謎肉を販売していた屋台の店主が「人肉だなんてそんなぬるいものなわけないじゃないですか 」と発言したことでさらに怪しさが増しました。
得体の知れない謎肉ではありますが、戦闘員六号やグリムが食べても何の異変もなかったことから、毒ではないことだけはわかったのでした。
まとめ
ファンシーで愉快なアンデッド祭りで地のガダルカンドの魂が入った猫ぐるみの登場もあり、アンデッド祭りを取り仕切るグリムが大活躍しました。
また盛り上がるアンデッド祭りの屋台で売られていた謎肉については明らかにされていませんが、人肉ではなかったことと毒ではないことには少し安心しましたね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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