戦闘員六号が派遣された惑星では、人類が暮らしているグレイス王国とその隣国のトリス王国が良好な関係を築いていました。
トリス王国との交渉のために性格はアレですが容姿だけは整っているスノウが外交官として選ばれますが、トリス王国の王子には大変な色欲という前評判があったため、戦闘員六号がスノウの護衛として共にトリス王国へ行くこととなったのです。
そこで今回は、『戦闘員、派遣します!』のトリス王国・王子の名前は何か、性格や魔族との関係についてもまとめていきます!
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【戦闘員派遣します!】トリス王国とは?
トリス王国はグレイス王国の隣国で、水精石という水を生成する希少な鉱石が採石される国です。
グレイス王国では雨を降らせることができる伝説級のアーティファクトが故障してから、水不足を補うためにトリス王国の水精石を輸入していましたが、雨を降らせることができるアーティファクトがキサラギ=アリスによって直されてからは、水精石の輸入量を減らしてもらっていました。
しかし、このアーティファクトの起動には王家の血を引く者が祈りを捧げる大勢の民衆の前で祝詞を唱える必要があり、この祝詞というのが戦闘員六号が設定したセクハラなパスワードなために今更になって王様が祝詞を唱えるのを嫌がり姿をくらましたのです。
祝詞を捧げるのは王家の血を引く者であれば誰でも可能なためグレイス王国の王女ティリスでも可能ですが、祝詞を唱えたくないティリスはトリス王国からの水精石の輸入量を再度増やしてもらいたいと考えました。
そのための交渉をするにあたり外交官として選ばれたのがスノウでしたが、トリス王国の王子には大変な色欲という前評判があったために戦闘員六号達も護衛としてトリス王国へ行くこととなったのです。
【戦闘員派遣します!】トリス王国・第一王子について!
トリス王国の第一王子は大変な色欲という前評判から、グレイス王国の王女ティリスが見た目は美人であるスノウを外交官として派遣するという名の生け贄として捧げようと考えていました。
ティリスはトリス王国の第一王子の色欲を利用し、スノウに対して良からぬことを考えて手篭めにされそうになればその現場をおさえて罪を問いただし非難することで交渉を有利に進められるだろうと腹黒い考えをしていたのです。
ここからは、トリス王国の第一王子についてまとめていきます!
トリス王国・第一王子の名前は?
トリス王国・第一王子の名前は、エンゲルといいます。
第一王子エンゲルはトリス王国の王に代わって、グレイス王国から使者として訪れたスノウや戦闘員六号達のための歓待の宴を取り仕切るなどの役割を果たしていました。
前評判からエンゲルは肥満体のうえ色欲でおすすめできない男だとは知っていたものの、太った王子といってももっと若々しいぽっちゃりしたお坊ちゃんだと思っていた戦闘員六号はエンゲルの姿を見て驚きます。
トリス王国・第一王子の性格や特徴
トリス王国は未だ国王が現役のためエンゲルが「王子」と呼ばれていますが、登場したエンゲルは40歳を超えるであろう肥えて太った体が特徴のおっさんだったのです。
肥え太った体からもわかるように不摂生の賜物なのか、エンゲルは歩くだけで息を荒らげさせ熱くもないのに汗をかいていました。
エンゲルはもともと女性のことしか考えない色欲な性格をしていて、魔族の国から使者としてトリス王国へ訪れていた炎のハイネに対しても無遠慮にセクハラ発言をするような人物です。
しかし、なぜかグレイス王国から外交官として派遣されたスノウや戦闘員六号達をもてなすためのパーティーが始まる直前あたりから前評判の色欲だった性格から一変して正反対の性格になっていたのでした。
トリス王国・第一王子の性格が前評判と違った理由
色欲な性格だといわれていたトリス王国・第一王子のエンゲルでしたが、実際にはスノウに迫られて色仕掛けをされても丁寧な会話をし以外に常識的な一面を見せていました。
その後もスノウだけでなく炎のハイネを含む美女たちに取り合いにされても全くデレることなく素の表情を見せそっけない態度を取ったのです。
この性格の変化についてエンゲル自身も、なぜあんなにも女性のことしか考えない俗物だったのかと嫌気がさしている様子でした。
エンゲルの性格が本人も自覚するほどに前評判と違っていた理由は、パーティーが始まる直前にグリムが戦闘員六号に向けて放った「不能の呪い」のせいだったのです。
戦闘員六号はグリムの「不能の呪い」をヘッドスライディングでうまくかわすことができましたが、普通であればグリムの呪いは生物にぶつかって呪いが発動する仕組みになっています。
そのため、グリムが呪いを使うにあたって捧げた生け贄の指輪が消え去ったということは、「不能の呪い」は誰かに当たり発動したことを意味していました。
そしてその「不能の呪い」が当たった相手というのがエンゲルだったため、不能になってしまったエンゲルは色欲とは正反対の女性に無関心な性格に変わってしまったのです。
【戦闘員派遣します!】トリス王国と魔族の関係は?
スノウと戦闘員六号達がトリス王国に交渉に訪れた際に、トリス王国には魔王軍四天王の炎のハイネと水のラッセルも正式に使者としてトリス王国を訪れていました。
トリス王国と魔族の国は不可侵条約を結んだ関係だったのです。
巨大魔獣「砂の王」が原因の砂漠化により国土を侵食されている魔族の国は、砂の王に対抗可能な古代兵器がトリス王国の古代遺跡にあることを知り、その遺跡を調査するためにトリス王国を訪れていました。
砂の王を倒すことができれば魔王軍はトリス王国と争う必要がなくなるだろうとトリス王国は考えていたようです。
また、グレイス王国がトリス王国から水精石の輸入量を減らしたことで水精石が余り、その余った水精石を魔族の国が引き取ったことで魔王軍につけ入られる形となってしまったのでした。
【戦闘員派遣します!】トリス王国とグレイス王国はその後どうなった?
トリス王国との交渉に行ったはずのスノウと戦闘員六号達でしたが、魔王軍四天王の炎のハイネと水のラッセルの登場もありなぜかその後はスノウと炎のハイネによるトリス王国・第一王子のエンゲルの取り合いに発展してしまいました。
「不能の呪い」により女性に興味がなくなって余裕の表情を浮かべるエンゲルに対して、戦闘員六号は宴会芸を披露すると申し出ます。
その宴会芸というのがエンゲルの頭に戦闘員六号のいつもつを乗せてチョンマゲのようにするといったセクハラ行為だったため、この行為が原因でグレイス王国はトリス王国から宣戦布告を受けることになってしまいました。
トリス王国からの宣戦布告には、グレイス王国への水精石輸出の差止めとあらゆる経済制裁を行うと宣言され、さらにグレイス王国に謝罪の意思がある場合には当該の使者2名(スノウと戦闘員六号)を引き渡すことが含まれていたのです。
またそれが成されない場合にはグレイス王国に対し武力の行使も辞さず、血をもっての報復とするとしたため、トリス王国とグレイス王国は戦争状態へと突入したのでした。
まとめ
大変な色欲との前評判があったトリス王国・第一王子のエンゲルでしたが、グリムの「不能の呪い」によって女性に無関心になってしまうという不幸なキャラクターでもあります。
トリス王国と魔族の国が不可侵条約を結んでいたことは魔族が敵な以上許せない事かもしれませんが、戦闘員六号の無礼な行為によってトリス王国とグレイス王国が戦争状態に突入したのはグレイス王国の王女ティリスに取ってはもっと許しがたいことでしょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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