『ありふれた職業で世界最強』では主人公である南雲ハジメ(なぐもはじめ)を含むクラスメイト達が、異世界・トータスへと召喚されたところから物語が始まりました。
物語の最後にハジメ達はどのような結末を迎えるのか気になりますよね。
この記事では、『ありふれた職業で世界最強』の最後は帰還するのか、その後の結末や後日談についても解説していきます。
【ありふれた職業で世界最強】とは?
まずは、『ありふれた職業で世界最強』という作品についてまとめていきます!
原作小説について
『ありふれた職業で世界最強』の原作は、「小説家になろう」の連載小説です。
小説家になろうは無料で小説をウェブ上に公開できる小説投稿サイトで、『ありふれた職業で世界最強』は2013年11月7日から連載されていましたが現在は本編完結済みとなっています。
2015年からはオーバーラップ文庫より本編11巻に加えて外伝5巻、短編集1巻の全17巻がなろう系ライトノベルとして刊行されていて、コミカライズやアニメ化もされている人気作品です。
物語の始まり
『ありふれた職業で世界最強』の主人公は、高校1年生で17歳の少年・南雲ハジメ(なぐもはじめ)です。
ハジメは父がゲームクリエイター、母が少女漫画家という家庭で育ったことも影響し、自他共に認めるオタクとしてクラスメイトがらいじめられながら高校生活を送っていました。
しかしある日、突然ハジメの教室に魔法陣が出現しハジメを含むクラスまるごと異世界・トータスへと召喚されてしまったのです。
クラスメイト達が次々とチートな能力をもつ戦闘系天職であることが明らかになる中で、ハジメだけが非戦闘系天職の錬成師という地味な天職なうえに、他のクラスメイトと比較してステータスもトータスの人間の初期値と同程しかありませんでした。
そのため無能の烙印を押されながらも、その分座学や読書などで知識を蓄えて少しでも皆の役に立とうと努力していたハジメでしたが、オルクス大迷宮での戦闘訓練でクラスメイトの裏切りによって奈落の底へと落下し、そこからハジメの過酷な冒険が始まったのです。
【ありふれた職業で世界最強】最後・ラストまでの経緯を解説
ここからは、『ありふれた職業で世界最強』の最後・ラストまでの経緯を解説していきます!
ユエがエヒト神に乗っ取られる
最後の戦いでユエはエヒト神に肉体を乗っ取られてしまいます。
異世界・トータスに降り立つために自身の器となるべく存在を探していたエヒト神は、器にふさわしいとしてユエに目をつけました。
トータスでのエヒト神は「神」という特別な存在であり、本来は住処としている神域から出ることができません。
そのためトータスに存在しているユエの肉体を乗っ取り、現界に降臨しようと考えたのです。
エヒト神は魔人族が信仰する神・アルヴに、ハジメ達が魔王城を襲撃に来た際に狙っていたユエを拘束したうえで精神を揺さぶることを命令し、その結果ユエはエヒト神に肉体を乗っ取られてしまうこととなったのです。
ユエの肉体からエヒト神を追い出す
ユエはエヒト神に肉体を乗っ取られてしまいましたが、肉体からエヒト神を追い出すことに成功します。
ハジメはユエを取り戻すためにユエの肉体を乗っ取ったエヒト神にひとりで立ち向かい、「神殺しの弾丸」をゼロ距離で放つことに成功します。
「神殺しの弾丸」とは解放者達の執念が宿った「神越の短剣」を圧縮したもので、神の魂魄だけを選別して滅する効果があったのです。
ユエの中にあるエヒト神の魂魄を直接攻撃されたエヒト神でしたが、それでも抵抗しハジメを攻撃してきました。
ハジメはエヒト神が乗っ取っているユエに向かって錬成をすると、ユエの胸元からは無数の刃が剣山のように飛び出しエヒト神をユエの身体ごと攻撃し拘束したのです。
その後、神結晶を含むおもちゃのように小さな透き通ったナイフをユエの身体を乗っ取っているエヒト神に埋め込むと、ユエの意識が覚醒しようとしました。
それまでエヒト神はユエの肉体からユエの魂魄が消えていくのを感じていましたが、それはユエ自身が自分の魂魄を隠蔽し消滅したように見せかけるという作戦で、ユエはエヒト神に肉体を乗っ取られても魂魄は密かに肉体を奪い返すタイミングを見計らっていたのです。
ハジメが放った「神殺しの弾丸」はエヒト神の魂魄を揺さぶるのと同時にユエの魂魄を目覚めさせるものでもあり、ユエの肉体に影響を与えずに神性を有するエヒト神の魂魄だけを消滅させる概念魔法だったのでした。
勝利を確信していたエヒト神でしたが、それが突然覆されたことに動揺したうえにハジメの「血盟の弾丸プルート・フェア・ブレット」で貫かれらことがトドメとなり、エヒト神の魂魄は影のような姿となりユエの身体から吹き飛ぶように離れていったのです。
エヒト神の最後
ユエとハジメは、最後エヒト神を倒します。
ユエの肉体を乗っ取ることに失敗したエヒト神はプライドを傷つけられたことで発狂し、ユエの目の前でハジメを消滅させて再びユエの肉体を奪い取ろうと攻撃を仕掛けてきました。
しかしユエは、本来エヒト神のみが使えるはずの「神言」によってエヒト神に「動くな」と命じます。
ユエが「神言」を使うことができたのは、ユエの肉体がエヒト神に乗っ取られている状態でエヒト神が「神言」を使ったことで身を持って習得することができたからでした。
ユエの神言で動けなくなった状態のエヒト神に、「全ての存在を否定する何もかも消えちまえ」という概念からハジメが作った最後の概念魔法である「存在否定の弾丸」でエヒト神の胸を貫きます。
胸を貫かれたエヒト神の肉体は胸に空いた穴を中心に崩壊し、「・・・ありえない」と呟いて最後には虚空に溶け込むようにして消滅したのでした。
エヒト神はそれでもなお肉塊と成り果てて襲いかかってきましたが、最後には対象が今までに他者へ与えた苦痛や傷の全てをそのまま本人に返すという概念魔法「撒き散らした苦痛をあなたの元へ」によって爆発したように血肉を四散させて閃光を放ち消滅したのです。
【ありふれた職業で世界最強】その後の結末は元の世界に帰還する?
ここからは、その後の原作のラスト結末は元の世界に帰るのか、後日談ではどのようになっているのかも解説していきます!
原作のラスト結末は元の世界に帰還しない
原作のラスト結末では、ハジメ達は元の世界に帰りません。
『ありふれた職業で世界最強』の本編ラストは最終章のエピローグとなり、ハジメとユエがエヒト神と戦った決戦から1ヶ月が経過したトータスの様子などが描かれています。
ハジメ達の一番の目的は元の世界である地球の日本に帰還することでしたが、エヒト神の消滅後も1ヶ月にもわたってトータスにとどまっていたのは単に帰れなかったからでした。
元の世界に帰還できなかった理由
ハジメ達が元の世界に帰れなかった理由は、「導越の羅針盤」と「クリスタルキー」を作る材料がなかったからです。
トータスから地球へ転移するためには「導越の羅針盤」と「クリスタルキー」の概念魔法から作られた2つのアーティファクトが必要でした。
概念魔法は非常に強力な魔法であるため、概念魔法を鉱石に付与することができてもそれが並の物質では発動時の力に耐えきれずに壊れてしまいます。
ハジメは地球に帰還する際にはミュウやレミア、シアやティオも連れて行くつもりでいたため、もともとトータスの住人である彼女らがいつでもトータスに戻れるように簡単には壊れない素材でアーティファクトを作りたかったのです。
そこでハジメは概念魔法に耐えるうえに魔法と親和性の高い鉱石である「神結晶」を、ハジメを含む異世界チート組でアーティファクトに魔力を注ぎ込み1ヶ月かけてようやく作ることに成功したのでした。
そしてその神結晶で「導越の羅針盤」と「クリスタルキー」を作ったハジメとユエでしたが、このエピローグの結末はハジメを含む地球から召喚されたクラスメイト達は元の世界には帰らずに終わってしまいます。
その後の後日談では地球に帰還する
ハジメ達のその後の結末としては、地球に帰還しています。
『ありふれた職業で世界最強』の本編終了後の番外編『ありふれたアフターストーリー』で描かれた後日談では、自宅に帰還したハジメの日常が描かれているのです。
ハジメ達はとある高校の一クラス全体が集団神隠しにあったとして世間を騒がせてから約1年後に元の世界に戻ってきました。
トータスからの帰還をする際にハジメは実家の次にイメージしやすく、たとえ昼間であっても立ち入り禁止で鍵をかけられている学校の屋上にゲートを開く場所を決めていたのです。
ハジメと共に帰還したクラスメイト達が次々と帰宅の途についた後、ユエとシア、ティオ、レミア、ミュウはハジメと両親の再会の邪魔をしないように自ら学校に残ることを提案しました。
その後、ハジメの合図によってハジメの自宅に集合した異世界の住人たちは両親に「ミュウは俺の娘で、ユエ達は全員、俺の嫁だ。」と説明されたのでした。
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まとめ
この記事では、『ありふれた職業で世界最強』の最後は帰還するのか、その後の結末や後日談についても解説してきました。
- 最後はエヒト神との戦いでエヒト神にユエの肉体を乗っ取られるものの取り返しエヒト神を倒す。
- 原作のラスト結末ではハジメ達は元の世界に帰らずに終わる。
- ハジメ達が元の世界に帰れなかった理由は帰還に必須である「導越の羅針盤」と「クリスタルキー」を作る材料がなかったから。
- ハジメ達のその後の結末では地球に帰還していることが番外編『ありふれたアフターストーリー』で描かれている。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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