慈愛に満ちた天使のようでもありながら、時に残虐な行為もいとわないアルテマティア。
翼の血族の竜王でありながらも、穏やかな内面もあわせ持つアルテマティアの正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『ラグナクリムゾン』のアルテマティアの正体は何者なのか、過去や聖女カルラとの関係性についても解説していきます!
【ラグナクリムゾン】アルテマティアとは?
まずは、『ラグナクリムゾン』のアルテマティアというキャラクターについてまとめていきます!
アルテマティアの基本情報
アルテマティアは、翼の血族に属する「第一位階」の竜です。
アルテマティアは人間の世界では「天翼竜」として知られ、人間形態では若い娘の姿をしています。
柔和で礼儀正しく争いを好まないアルテマティアですが、竜の神に対しては忠実で他者の悲劇を神の啓示として捉えて行動にうつすため、主人公のラグナにとっては理解できない存在です。
その特性から翼の血族の上位竜からはかなり好感をもたれており、翼の血族ではアルテマティアを強大な存在として位置づけています。
基本的にはその穏やかな姿勢は人間にも変わらないため、正体を知らない人間に対しては好印象を与えていました。
アルテマティアは翼の血族の竜王
アルテマティアは、翼の血族の血主であり竜王としての威厳を有する存在です。
しかし、そのあらゆる行動は竜の神からの啓示に従っており、彼女はただ竜の神の意志を忠実に実践しているに過ぎません。
レーゼ王国への進攻もまた、竜の神からの啓示に基づくものであり、絶対的な神聖な啓示の前では殲滅や虐殺もためらわず、「神がおっしゃいましたので」と微笑みながら実行していきます。
翼の血族の血主であるアルテマティアが、翼の血族の上位竜に対しても分け隔てなく優しい聖女のような態度で接していたのはアルテマティアのもともとの性格からなるものです。
ただし、唯一第二位階のウォルテカムイに対しては辛辣な一面を見せ、つんけんとした態度や時折のお仕置きを行うこともありました。
アルテマティアの能力について
アルテマティアの能力は、時操魔法です。
アルテマティアの時操魔法では、
- 時間の停止
- 時間の巻き戻し
- 時間操作による攻撃の無効化
などが可能となります。
アルテマティアは時操魔法を駆使し、その有効範囲は世界全体、特定の場所、あるいは物体・人物に及び、この魔法に対して絶対的な自信を抱いていました。
仮にアルテマティアが致命傷を負ったとしても、時操魔法が自動的に発動し時間を巻き戻して肉体が再生します。
これにより、どんなに強力な敵であろうとも攻撃を瞬時に無効化できるのです。
【ラグナクリムゾン】アルテマティアの正体を解説
ここからは、『ラグナクリムゾン』のアルテマティアの正体について解説していきます!
アルテマティアの正体は元聖女カルラ
アルテマティアの正体は、元聖女カルラです。
聖女カルラとは「時の聖女」の異名を持つ太陽神教の滅竜導士であり、太陽神教の最高指導者のひとりでもあります。
アルテマティアは過去に時の聖女カルラとして、ゲヘナホール(地獄の大穴)の第17前線基地で神民と呼ばれる兵士の治療を行っていた元聖女カルラだったのです。
時の聖女カルラ・製造番号19835番
アルテマティアがカルラとして活動していた頃、彼女は「製造番号19835番」と呼ばれていました。
カルラはという存在は一人ではなく次々と同じ容姿の新たなカルラが生み出され、それぞれのカルラには異なる製造番号が与えられていたのです。
同時期に稼働しているカルラの中で最も古いカルラが「時の聖女カルラ」となり、能力を使い続けて稼働限界を迎えた時に聖女カルラが死亡すると、その時点で中で最も古いカルラが時の聖女カルラとして引き継ぎます。
全てのカルラが情報を共有しているため、時の聖女カルラの引き継ぎは時の聖女カルラの死亡と当時に行われても何ら問題がないということです。
カルラにとってこの仕組みは日常的なことであり、どのカルラも人間のような感情は持ち合わせておらず、このような日常に疑問や違和感を抱くことなく、ただただカルラとしての役目を果たしていました。
アルテマティアが血主になった経緯
時の聖女であったアルテマティアが、翼の血族の血主になった経緯についての詳細は明らかになっていません。
アルテマティアは、翼の血族の元血主であったクリムゾンの次に翼の血族の血主になったと思われます。
しかし、その時系列についても、『ラグナクリムゾン』の漫画原作12巻まででは描かれていません。
アルテマティアが血主になった経緯については、情報が分かり次第追記していきます。
【ラグナクリムゾン】アルテマティアの過去や聖女カルラとの関係性
ここからは、『ラグナクリムゾン』のアルテマティアの過去や聖女カルラとの関係性について解説していきます!
アルテマティアが聖女カルラだった過去
アルテマティアは、時の聖女カルラの入れ替わりによりアルテマティアが最も古いカルラになったタイミングで時の聖女カルラになりました。
それは、アルテマティアが第17前線基地に派遣されて2年が経過した時のことです。
アルテマティアは他のカルラとは思考が異なり、時の聖女として治療を行いながらも人間と同じ様な悲しみの感情や、カルラに対する違和感を以前から抱いていた特殊な個体だったのです。
最初に抱いたのは、「わたくしが死んだ時に誰がわたくしを悼んでくれるのでしょう?」という疑問でした。
しかし、その疑問の答えが見つかることはなく、アルテマティアは時の聖女カルラとなり変わらずカルラとして振る舞う日々を過ごしていたのです。
アルテマティアとウォルテカムイの出会い
時の聖女カルラとなったアルテマティアは、代わりの利く存在「カルラ」として最期を迎えると考えていました。
しかしそんな時にアルテマティアの前に現れたのが、ウォルテカムイだったのです。
ウォルテカムイは数ヶ月前から戦場にイレギュラーとして出現したことが報告されており、その能力から「雷獣」として恐れられていました。
その雷獣が子供であることに驚きを隠せないアルテマティアでしたが、ウォルテカムイの理不尽な破壊に恐怖を感じながら「死にたくない」という思いと他者からの存在の全否定に生まれて初めて「怒り」の感情を覚えたのです。
それによりウォルテカムイを巻き込む形で時を巻き戻し、破壊された施設とカルラの再生を行ったアルテマティアでしたが、結果的にケガをしていたウォルテカムイの傷を治したことで貸しを作ることとなりました。
そしてその時ウォルテカムイは、いつかアルテマティアを神様から自由にするという誓いを立てたのです。
それ以来、アルテマティアはウォルテカムイがその誓いを果たしてくれる時が来るのを待ち、アルテマティアが翼の血族の血主となった後にウォルテカムイがアルテマティアの血をもって翼の血族に加わったと考えられます。
有能な個体だったが他のカルラを汚染した
アルテマティアは、歴代の時の聖女カルラの中でも有能な個体とされていました。
- 総魔力
- 稼働年数
これらが、通常のカルラを遥かに超えており、まるで生きていた頃のオリジナルを思わせる程のものだったのです。
そのため、アルテマティアの能力を有能視していた太陽の聖人デュラ・ポロ・ネルロは、アルテマティアのような個体を量産して神教の戦力を飛躍的に向上させようと考えました。
しかしその結果、カルラ全体が狂い命令違反を犯し太陽神を信じない汚染されたカルラが量産される自体に陥ったという過去があったのです。
このことが、アルテマティアが翼の血族の血主となる大きなきっかけになったと考えられます。
アルテマティアは最期死亡するのか、詳細な情報はこちら↓の記事をご覧ください!
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まとめ
この記事では、『ラグナクリムゾン』のアルテマティアの正体は何者なのか、過去や聖女カルラとの関係についても解説してきました。
- アルテマティアの正体は元聖女カルラ
- 元聖女カルラとして太陽神教の滅竜導士であり、最高指導者のひとり。
- 聖女カルラと製造番号19835番
- カルラは製造番号があり、最も古いカルラが時の聖女になる。
- カルラ同士が情報を共有しており、即座に時の聖女カルラの引き継ぎは行われる。
- アルテマティアが血主になった経緯
- 具体的な経緯は不明で、クリムゾンの後に翼の血族の血主になったと考えられる。
- アルテマティアの過去と聖女カルラ
- アルテマティアは時の聖女として活動する中で人間的な感情や疑問を抱き始める。
- アルテマティアの出会いと変化
- ウォルテカムイによって初めて「怒り」を感じ、彼との交流が始まる。
- ウォルテカムイとの出会いが変化をもたらす。
- アルテマティアの有能さとカルラの汚染
- アルテマティアは歴代の時の聖女より有能であり、太陽の聖人が彼女を量産しようとするも失敗。
- その結果、カルラが狂い汚染される事態が発生し、アルテマティアが翼の血族の血主になる契機となったと考えられる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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