『機動戦士ガンダム水星の魔女』の主人公であるスレッタ・マーキュリー。
アニメ第1話でガンダム・エアリアルとともにアスティカシア高等専門学園へ入学するところから物語は始まりましたが、スレッタの正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタの正体はクローンなのか、名前は偽名なのかについても考察していきます!
『水星の魔女』のもっと詳しい情報はこちら↓から!
【機動戦士ガンダム水星の魔女】スレッタ・マーキュリーとは?
まずは、『水星の魔女』の主人公であるスレッタ・マーキュリーというキャラクターについて考察していきます!
スレッタ・マーキュリーの基本情報
スレッタ・マーキュリーは『機動戦士ガンダム水星の魔女』の主人公の少女です。
水星の出身で、母親のプロスペラ・マーキュリーがCEOを務めているシン・セー開発公社の推薦を受けてアスティカシア高等専門学園へ編入してきました。
水星には子供がおらずこれまで学校に通ったこともなかったため、同年代の学生たちとでさえもコミュニケーションを取ることが苦手で内向的な性格をしています。
しかし「逃げればひとつ、進めば二つ」という母親の言葉に信念をもち、自分に起こった困難や理不尽の前では逞しくも立ち向かっていく強さを見せつけていきました。
学園への入学はスレッタ自身も憧れていたことで水星をより良くするために学びたいと考えていますが、学園への入学を決めた母親には別の目的があると考えられています。
スレッタのモビルスーツ
スレッタの乗るモビルスーツは、ガンダム・エアリアルです。
型式番号:XVX-016
全高:18.0m
重量:43.9t
武装:ビームバルカン×2、ビームライフル(ビームブレイド×1)×1、ビームサーベル×2、エスカッシャン(ビットステイヴ×11)×1
追加装備:ミラソウル社製フライトユニット
パイロット:スレッタ・マーキュリー
所属:シン・セー開発公社
ガンダム・エアリアルはGUNDフォーマットを採用したモビルスーツであるため、本来は使用を禁止されている機体です。
しかし母親のプロスペラは「星開発のための新型ドローン技術を用いたモビルスーツである」と主張することで、表向きではガンダムではないとしています。
小説「ゆりかごの星」では自我があるような描写がされていますが、現時点ではエアリアルの自我とそれについてスレッタがどこまで理解できているのかはわかっていません。
スレッタの名前は偽名?
スレッタの名前は偽名ではないと考えています。
ただアニメ第1話の前に前日譚「PROLOGUE」を見た方の多くは、スレッタ・マーキュリーという名前はエリクト・サマヤが偽名を使っているのだと思ったのではないでしょうか。
私自身もスレッタとエリクトの容姿が非常によく似ていたことから、成長したエリクトがスレッタという偽名を使ってアスティカシア高等専門学園へ入学したものと最初は思っていました。
しかしエリクトとスレッタが同一人物なのかについては公式HPでも記載されていません。
さらに第6話のベルメリア・ウィンストンがプロスペラとの会話で「21年前の復讐」と発言したことで、フォールクヴァング襲撃が21年前の事件を指しているとすると現在17歳のスレッタとの時系列が合わなくなってしまうのです。
これによりスレッタの名前は偽名ではなく、そもそもスレッタとエリクトは別人という可能性が高いと考えられます。
ちなみにプロスペラの正体については、作中でプロスペラがGUND(ガンド)技術が施された右腕を見せたことでエルノラと同一人物であることがほぼ確定しています。
エリクトとスレッタ別人説についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【水星の魔女】スレッタの正体について
ここからは、『水星の魔女』のスレッタの正体についてまとめていきます!
スレッタの正体は不明
結論からいうと、現時点でのスレッタの正体は不明です。
作中ではスレッタの正体どころか、スレッタとエリクトの関係性についてもまったく語られていません。
そのため今後物語が進んでいくとスレッタの正体が徐々に明かされていくものと思われますが、スレッタの正体については様々な考察がされています。
スレッタの正体はクローン?
スレッタの正体として多くの考察がされているのが、スレッタの正体がクローンというものです。
その場合のスレッタのオリジナルは、エリクトということになります。
やはりスレッタとエリクトの容姿が非常によく似ていて同一人物だと思ってしまうほどですから、スレッタの正体がエリクトのクローンだと考えるのには納得です。
クローン技術は存在するのか
スレッタの正体がクローンだと考察する場合に重要になってくるのが、『水星の魔女』の世界にクローン技術が存在しているかどうかという点です。
ただ残念ながら、現時点ではクローン技術の有無については明らかになっていません。
しかしエラン・ケレスの正体が強化人士4号と呼ばれている存在で、さらには第6話で本物のエランが登場したことで、この世界には容姿や声をまったくの別人に変える手術が可能であることがわかっています。
そしてGUND(ガンド)という宇宙への適応を視野に入れた身体拡張の医療技術によって、まるでサイボーグのように人間の身体を強化することも可能ですので、そんな世界にクローン技術が存在していても不思議ではないです。
【水星の魔女】スレッタがクローンだと考察する理由
ここからは、『水星の魔女』のスレッタの正体がクローンだと考察する理由についてまとめていきます!
小説「ゆりかごの星」のお母さんと娘
小説「ゆりかごの星」の中に、「お母さんは、娘とたった二人でこの水星に逃げてきた。」という文章があります。
プロローグのストーリーから考えると水星に逃げてきたお母さんとはエルノラ・サマヤ、娘はエリクト・サマヤを指しているものと考えられますね。
しかし「ゆりかごの星」にはエリクトの名前は一度も登場せず、ガンダム・エアリアルの目線でスレッタの成長を綴った物語となっているのです。
これは幼いエリクトには水星の環境はあまりにも過酷で耐えられなかったなど、エリクトに何かが起きたことで「ゆりかごの星」の時点ではすでにエリクトは存在していなかったのかも知れません。
エリクトの代わりにクローンのスレッタが造られたのであれば、エルノラがスレッタを娘としていないことも納得できます。
バースデーソングが名前なし
第6話でスレッタがバースデーソングを歌った際に、なぜか名前を言っていませんでした。
このシーンではスレッタがエランに向けて校内放送でバースデーソングを歌ったのですが、普通であれば「ハッピーバースデー ディア エラン」と言うはずの部分で、スレッタはなぜか「ハッピーバースデー ハッピーバースデー」と歌っています。
プロローグでは誕生日のエリクトに対して父親のナディム・サマヤが「ハッピーバースデー ディア エリクト」と言っているので、エリクトとスレッタが同一人物なのであればバースデーソングに名前を入れることは知っていたはずです。
スレッタがクローンだとすると、プロスペラにとってはスレッタは娘ではなくあくまでもクローンなのでバースデーソングに名前を入れずに歌っていたため、スレッタはバースデーソングに名前を入れることを知らなかったのかもしれません。
プロスペラがスレッタの名前を呼ばない
第6話のプロスペラのセリフの中に、スレッタの名前を呼ばない部分に違和感があります。
このシーンでプロスペラは、エランとスレッタの決闘を前にして「エアリアルは勝つわ 私のかわいい娘だもの」と言っていました。
決闘をするのはエアリアルではなくスレッタなわけですから、このセリフの中にスレッタの名前が出てこないのはおかしいように感じます。
しかしこれもスレッタがクローンだからなのだとしたら、スレッタを娘と呼ばないことも理解できるようにも思いますね。
そしてエアリアルこそがプロスペラの娘を意味しているのだとしたら、エリクトの行方についてさらに怖い考察をすることになってしまいます。
まとめ
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタの正体はクローンなのか、名前は偽名なのかについても考察してきました。
- スレッタの名前は偽名ではなく、そもそもスレッタとエリクトは別人だと考えられる。
- スレッタの正体は不明だがクローンの可能性について考察できる。
- ただ作中にクローン技術が存在するかは不明。
- 作中でスレッタがプロスペラにとって娘として扱われていない描写が多く、その理由がスレったがエリクトのクローンだとしたら辻褄が合う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント