水星の魔女エアリアルには自我がある?意思を持つ理由を考察

機動戦士ガンダム水星の魔女

『機動戦士ガンダム水星の魔女』の主人公であるスレッタ・マーキュリーにとって、家族のような存在のガンダム・エアリアル。

モビルスーツであるガンダムには本来自我はないはずですが、エアリアルだけはなぜかこれまでのガンダムとは違う印象を受けている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、『水星の魔女』のエアリアルには自我があるのか、意思を持つ理由についても考察していきます!

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【機動戦士ガンダム水星の魔女】ガンダム・エアリアルとは?

まずは、『水星の魔女』のガンダム・エアリアルというモビルスーツについて解説していきます!

ガンダム・エアリアルの基本情報

ガンダム・エアリアル

型式番号:XVX-016
頭頂高:18.0m
重量:43.9t
パイロット:スレッタ・マーキュリー
所属:シン・セー開発公社

エアリアルは、スレッタがアスティカシア高等専門学園に入学する際に学園に持ち込んだモビルスーツです。

GUNDフォーマットを採用したモビルスーツ・GUND-ARM(ガンダム)の1機ですが、GUNDフォーマットを施していない者でも通常の操縦であれば可能。

しかしスレッタ以外のパイロットが操縦した場合には、エアリアルの性能をフルで引き出すことはできないようです。

エアリアルはベネリットグループ内では新参であるシン・セー開発公社が独自開発したモビルスーツですが、ガンダムは本来カテドラルの協約で禁じられているため審問会でエアリアルがガンダムなのではないかとの疑惑をかけられます。

それについてエアリアルの開発責任者でありシン・セー開発公社のCEOであるプロスぺラ・マーキュリーは星開発のための新型ドローン技術を用いたモビルスーツであると主張していました。

エアリアルとスレッタとの関係性

エアリアルとスレッタは家族のような関係です。

スレッタが暮らしていた水星にはスレッタ以外の子供は居なかったため、幼いスレッタにとってエアリアルは唯一の友達でした。

スレッタは様々なことをエアリアルから学び、自分の悩みや気持ちをこれまでエアリアルに打ち明けてきたのです。

そうしてエアリアルとスレッタの絆は強くなり、何年もの時を経てエアリアルとスレッタはモビルスーツと人間でありながら大切な家族のような関係になっていったのでした。

【水星の魔女】エアリアルには自我がある?

ここからは、『水星の魔女』のガンダム・エアリアルには自我があるのかについて、そのように考えられる理由も解説していきます。

エアリアル自我があるかは不明

結論からいうと、エアリアルに自我があるのかは不明です。

現在までで『水星の魔女』は第6話までが放送されていますが、作中ではエアリアルが自我を持っていると明言されているシーンは登場していません。

またエアリアルがスレッタに直接話しかけたり会話をするシーンも登場していないため、現状ではエアリアルに自我があるかどうかはわかっていません。

ただ『水星の魔女』のオープニングテーマYOASOBIの「祝福」原作小説である「ゆりかごの星」の内容や作中での出来事やスレッタの発言などから、エアリアルに自我があることが示唆されています。

自我があると考えられる理由

エアリアルに自我があると考えられる理由として一番気になっているのが、小説「ゆりかごの星」です。

「ゆりかごの星」の内容は、ガンダム・エアリアルの目線でスレッタの成長を綴った物語となっています。

エアリアルはモビルスーツであるため、いくらエアリアルとスレッタが家族のような関係性だったとしてもエアリアルの目線で描かれた物語というのには少し違和感をおぼえてしまいました。

また小説「ゆりかごの星」の中では、エアリアルがまるで感情を持っているかのように「ライブラリを見る?」とスレッタにメニューを表示するシーンが描かれています。

もしもスレッタが操作をしていないのにメニューが表示されていたのだとしたら、これはエアリアルに自我がありその時の状況からスレッタに何が必要かを判断していたといえるのではないでしょうか。

スレッタには声が聞こえている?

小説「ゆりかごの星」でまるで自我を持っているかのように描かれているエアリアルですが、その声はスレッタには聞こえていないようです。

その理由として考えられるのは2つ。

  • これまで作中でエアリアルとスレッタが会話をするシーンは1度も登場していない
  • スレッタがエアリアルに対して「今日はいつもより声聞こえた気がする」と言っていた

このことから、エアリアルは自我を持っていたとしても感情や考えをスレッタに直接伝える手段は持っていないと思われます。

スレッタの方もエアリアルに自我があることを理解しているのかもしれませんが、「気がする」と言っていることから直接的に伝わってくるわけではなく、あくまでなんとなく感じる程度なのかもしれませんね。

自我があるからスレッタ以外の搭乗を拒否

エアリアルは第1話でミオリネ・レンブランに搭乗されてグエル・ジェタークと決闘する事になった際、まるでミオリネの搭乗を拒否しているようでした。

武器を使いたいミオリネに対して武器の開示を限定的にしているようにも見え、さらに使用したビームライフルの反動制御もできていないのかミオリネが乗ったエアリアルは撃った反動で転倒してしまったのです。

その後エアリアルにスレッタが搭乗すると、エアリアルはまるで自我をもっているかのように反応して本来の力を発揮しました。

【水星の魔女】エアリアルが意思を持つ理由を考察

ここからは、『水星の魔女』のガンダム・エアリアルが意思を持つ理由について考察していきます!

エアリアルの中の女の子の存在

第6話でエアリアルの中から女の子の影のようなものが出現たのを、エラン・ケレスが目撃していました。

女の子の影は笑い声と共に複数存在していて、女の子の魂なのかそれとも意識なのかがまるでガンビットに宿っているかのように描かれていたのです。

この女の子が何者なのかは明らかになっていませんが、エアリアルが意思を持っていることに関係があるかもしれません。

スレッタの呼びかけが「みんな」

スレッタは1機のエアリアルに対してなぜか「みんな」と呼びかけています。

これについて、エアリアルの中には複数人の何者かが存在している可能性が示唆されているのです。

エアリアルの中の存在の正体についてスレッタが知ってるのかどうかもわかってはいませんが、この謎の存在がエアリアルが意思をもつことに影響を与えているのかもしれません。

自我ではなく意思をもつAI?

ここまでエアリアルには自我があるのではないかと考察してきましたが、自我ではなく意志をもつAIなのではないかとも考察できます。

前述していますが、スレッタが育った水星にはスレッタの他に子供はおらず、エアリアルはスレッタにとっての唯一の友達でした。

そのためスレッタは幼い頃からモビルスーツであるエアリアルにたくさん話しかけていたのです。

またスレッタは怖い時や不安な時にエアリアルの元へと訪れていたことが小説「ゆりかごの星」で描かれていましたので、エアリアルのAIがスレッタを守るために自我を持っているとも思えるほどに進化していったとも考えられるのではないでしょうか。

小説「ゆりかごの星」のエアリアルの一人称が僕であることから自身を男性だと認識しているようですが、これもスレッタを守りたいという意思によって人格形成されていった結果なのかもしれません。

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まとめ

この記事では、『水星の魔女』のエアリアルには自我があるのか、意思を持つ理由についても考察していきました。

  • 第6話までではガンダム・エアリアルに自我があるかは不明。
  • エアリアルに自我があると考えられる理由は小説「ゆりかごの星」がエアリアル目線で描かれているから。
  • エアリアルに自我があってもスレッタに声が届いているわけではない。
  • エアリアルが意思を持つ理由はスレッタが「みんな」と呼びかけているエアリアルの中の女の子の存在が関係しているのかもしれない。
  • エアリアルに自我ない場合に考えられるのはエアリアルが意思を持つ進化したAIである可能性。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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