『チェンソーマン』は2022年10月からテレビアニメの放送が開始し、コミックスの累計部数は1600万部を突破するなど非常に人気が高まっている漫画作品です。
主人公の少年デンジがデビルハンターとして「悪魔」と呼ばれる存在と戦うストーリーが描かれていますが、現実世界とも似た作中の世界の舞台設定は何年代なのか気になっている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、『チェンソーマン』の舞台設定は何年代で舞台は日本の東京なのか時代背景からも考察していきます!
『チェンソーマン』のもっと詳しい情報はこちら↓から!
【チェンソーマン】舞台設定は何年代?
『チェンソーマン』の物語が始まった時点では、この世界の舞台設定は何年代なのかは明らかになっていません。
現実世界にかなり似ているように見える作中の時代設定はどのようになっているのでしょうか?
まずは、『チェンソーマン』の舞台設定は何年代なのか解説していきます。
舞台設定は90年代くらい
『チェンソーマン』の舞台設定は、現実世界でいうところの1990年代くらいです。
作中には過去の現実世界にあった様々な道具や乗り物が登場する一方で、現在の世界には当たり前のように存在しているものでも作中では登場しないものもありました。
詳しくは後述していきますが、このような理由から『チェンソーマン』が90年代をもとに描かれていることが物語が進むに連れてわかっていきます。
銃の悪魔出現で1997年であることが明確に
『チェンソーマン』の漫画原作9巻75話で、このシーンが1997年であることが明らかとなりました。
舞台設定の年が明かされた理由は、2度目の銃の悪魔出現の日時が1997年9月12日午後3時18分21秒であることが作中で明記されていたためです。
物語開始時から漫画原作9巻75話まででどの位の時間が経過しているかは明らかになっていませんが、どんなに長くても年単位で時間が経過しているとは考えにくいので、デンジが初めて登場した時点では舞台設定は90年代であったと思われます。
ソ連が崩壊せずに存在している
作中で舞台設定が明かされていますが、『チェンソーマン』の舞台設定は現実世界の90年代とは異なります。
その1つとして『チェンソーマン』の世界設定では、ソ連が崩壊せずに存在しているのです。
現実世界の歴史では1991年12月26日にソビエト連邦の崩壊が発生していますが、『チェンソーマン』の時代設定では明確になっている1997年時点でもソ連は崩壊していません。
漫画原作10巻84話でマキマと岸辺の会話の中で、チェンソーマンの能力によって「ナチス」と「第二次世界大戦」の存在が消えていることが明らかになっていますので、作中では描かれていませんがその2点が関係しているものと考えられます。
【チェンソーマン】舞台設定と年代を時代背景からも考察
『チェンソーマン』では現実世界の現代ではすでに姿を消してしまった物、消えつつある物が登場したり、逆に現在では当たり前のように存在しているものが全く登場していなかったります。
ここからは、『チェンソーマン』の舞台設定と年代を時代背景からも考察していきます。
黒電話が使われている
デンジやパワーが暮らしているアキの家には、昔懐かしの黒電話が置かれています。
黒電話とは本体と受話器の色が黒く、回転ダイヤル式で電話番号を入力して発信する固定電話のことで、1952年(昭和27年)以降に一般電話加入者に提供されていました。
1985年(昭和60年)に民営化されてからは電話は家電店などで購入する商品へ変化したことをきっかけに黒電話は徐々に姿を消していき、2002年(平成14年)に製造中止となり新規販売が停止されています。
そのため、アキの家に黒電話があるのは舞台設定が90年代なら一般的です。
携帯電話が登場しない
『チェンソーマン』には現代の世界には当たり前に存在している携帯電話が登場しません。
日本で初めて登場した携帯電話は1970年(昭和45年)のワイヤレスフォンで、1985年(昭和60年)にはショルダーホンが発売、2000年代に入ると高速なデータ通信が行えるようなり爆発的に携帯電話が普及し始めました。
そのため一般人が携帯電話を日常的に使うようになったのも2000年代に入ってからであるため、舞台設定が90年代である『チェンソーマン』に携帯電話が登場しないのはまだ携帯電話が普及していないためと考えられます。
ポケベルやPHSも存在しない?
携帯電話が登場しない理由について前述しましたが、少し疑問に感じるのがポケベルやPHSも登場していないことです。
携帯電話が一般的になる以前1985年~1996年ころまではポケベルが、1995年以降携帯電話が一般化するまではPHSが現実世界では活躍していました。
それから考えると『チェンソーマン』の世界で携帯電話が登場していなくても、ポケベルやPHSが登場してもいいように思います。
しかもデビルハンターのような外で働く職種の人にとっては、固定電話以外の通信機器はあれば必ず使いたいアイテムなはずですよね。
しかしポケベルやPHSが登場しておらず誰も使用していないのは、『チェンソーマン』の世界にはポケベルやPHSのような電波を飛ばす通信機器が存在していないからかもしれません。
山形新幹線が開通している
漫画原作6巻52話で山形新幹線が登場します。
このシーンはレゼが山形行きの山形新幹線に乗っているところが描かれていますが、山形新幹線は1992年に開業していますので『チェンソーマン』の舞台設定の年代と一致していますね。
1999年には新庄まで延伸開業していますので、レゼが乗っていた新幹線の行き先が山形駅だったことから1997年が舞台となっているために山形新幹線がまだ山形までしか繋がっていなかったのでしょう。
車や電車のデザインがレトロ
『チェンソーマン』に登場する車や電車は、現在のデザインとは異なりとてもレトロなものばかりです。
それは舞台設定が90年代であれば一般的なデザインだといえるかもしれませんね。
特に漫画原作7巻57話で登場するコベニの車はかなり古いもので、1957年から1977年まで発売されたフィアット500という車だと思われます。
このコベニの車は映画「ルパン三世カリオストロの城」でも登場した有名な車ですが、発売年数は『チェンソーマン』の舞台設定とは一致していないので、これに関してはコベニの好みなのかもしれないです。
ダンスダンスレボリューションに類似したゲーム
漫画原作10巻86話でダンスダンスマッシュルームという名前のダンスゲームが登場します。
この元ネタとなっているゲームはダンスダンスレボリューションだと思われますが、ダンスダンスレボリューションが発売されたのは1998年です。
2度目の銃の悪魔出現時が1997年ですので、このあたりも『チェンソーマン』の舞台設定の年代と時代背景は現実世界とかなり近いといえますね。
【チェンソーマン】舞台は日本の東京なのか?
ここからは、『チェンソーマン』の舞台は日本の東京なのかについて解説していきます!
公安本部があるのは日本の東京
『チェンソーマン』の舞台は日本です。
またデンジが所属している公安の本部は東京にあるため、物語のほとんどが日本の東京を舞台に描かれています。
しかし物語開始時にデンジが暮らしていた場所は田舎な雰囲気があったことと高速道路を使って東京まで移動したことから、もともとデンジが居た場所は東京ではない離れた地域だった可能性が高いです。
現実世界の日本・東京とは一致していない
『チェンソーマン』の舞台は日本の東京ですが、前述している通り『チェンソーマン』の舞台設定と現実世界は同じように見えて違う部分が多く存在しています。
そのため、現実世界の日本・東京とは完全一致はしていません。
『チェンソーマン』の世界では悪魔の登場によって、現実世界とは様々なことが違ってきていると考えられます。
まとめ
この記事では、『チェンソーマン』の舞台設定は何年代で舞台は日本の東京なのか時代背景からも考察してきました。
- 『チェンソーマン』の舞台設定は90年代くらい。
- 漫画原作9巻75話で1997年であることが判明。
- 『チェンソーマン』の舞台設定ではソ連が崩壊していない。
- 舞台設定と年代は時代背景からも考察できる。
- 舞台は日本の東京だが現実世界とは一致していない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント