『機動戦士ガンダム水星の魔女』で主人公のスレッタ・マーキュリーに対して興味を抱き、優しく接したり突然態度を変えたりと謎多き存在だったエラン・ケレス。
物語が進んできてエランの人物像が少しずつ明らかとなっていきましたが、結局のところエランの正体は何者だったのでしょうか?
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のエランの正体は強化人間だったのか解説し、死亡しその後どうなったかについても考察していきます!
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【機動戦士ガンダム水星の魔女】エラン・ケレスとは?
まずは、『水星の魔女』のエラン・ケレスというキャラクターについて解説していきます。
エラン・ケレスの基本情報
エラン・ケレスは、ベネリットグループの御三家であるペイル社が擁立するパイロットです。
アスティカシア高等専門学園に通う学生のひとりで、ペイル寮の筆頭であり決闘委員会にも所属しています。
しかし学園では人間嫌いで同じ寮のメンバーにさえも心を開かない孤高な人物であることから、周囲からは「氷の君」と呼ばれてい近寄りがたい存在となっているのです。
スレッタに対して興味を抱いたことをきっかけに、エランについての様々なことが明らかとなっていきました。
(ちなみにエランはネット上でエレンという名前で間違えられていることがありますが、正しくは「エラン」です。)
エランとスレッタの関係性と経緯
アニメ第2話ではエレンは幽閉されたスレッタの元へ食事を持って現れるという優しさを見せ、スレッタに興味を持ち彼女のことをもっと知りたいと思っていることを打ち明けました。
第3話ではミオリネ・レンブランの菜園前にいたスレッタに声をかけて、決闘委員会としてではあるものの連絡先の交換をしたことでスレッタのやりたいことリストの12番「連絡先を交換する」という目標を達成させたのです。
こういったエランの行動でスレッタの心をつかみ始めると、第4話では「こっちだってマネキン王子に興味ないわよ!」と言ったミオリネに対してスレッタがエランを擁護するという展開に。
そして第5話ではエランが決闘委員会の仕事の手伝いをスレッタに依頼しエアリアルに1人で乗ることを希望、するとエアリアルが自分の知っているGUNDフォーマットとは異なることで自分とスレッタは違うことを知ったのです。
その事実にショックを受けたエランは、自分とスレッタの境遇の違いに腹を立てて身勝手にもスレッタに八つ当たりしたうえ「鬱陶しいよ君は モビルスーツが家族?あんなもの僕には呪いでしかない」とひどい言葉を吐き捨てました。
その後第6話ではエランはエアリアルを、スレッタはエランのことを教えてもらうことを賭けてフロント外宙域で決闘することとなったのです。
その結果、エアリアルの能力を開放したスレッタにエランは負けてしまったのでした。
【水星の魔女】エラン・ケレスの正体を解説
ここからは、『水星の魔女』のエラン・ケレスの正体と誕生日を知らない理由についても解説していきます。
エランの正体は強化人士4号
エランの正体は、強化人士4号と呼ばれている存在です。
エランの正体が強化人士4号であることは、第5話のエランとペイル社に所属する技術研究員のベルメリア・ウィンストンとの会話の中で明らかとなりました。
エランが強化人士4号であることからエラン以前に1~3号が存在していたことと、1~3号はすでに廃棄処分されて4号のエランが存在していることが推測されます。
強化人士(きょうかじんし)は強化人間
強化人士とは、ガンダム(GUND-ARM)に乗るために人工的な調整を肉体に施したいわゆる強化人間のことです。
GUNDフォーマットのガンダムに乗り操縦する際、本来はパイロットに太陽系内で発見された鉱物由来の元素・パーメットが膨大に流入し即死してしまうため、普通の人間ではガンダムを操縦することはできません。
そのためエランのような強化人士であれば、GUNDフォーマットの弱点であるガンダムの機体から人体に流れてくるパーメットに乗ったデータの情報量による負荷・データストームに耐えることが可能です。
しかし例え強化人士であってもガンダムでの戦闘回数には限界があり、限界を越えた強化人士に待っているのは死であると考えられます。
エランの正体は本物のエランではない
前述した通り、エランの正体は強化人士4号であり本物のエランは別に存在していました。
このことについては、第6話で本物のエランが登場したことで明らかとなったのです。
エランが本物のエランではない可能性については、第5話でスレッタに対するエランの発言で「彼女の顔も別人のものだったりして」と言ったことで示唆されていました。
そして実際に本物のエランが登場したことで、これまでのエランが整形手術によって顔を変え本物のエランの替え玉となっていた別の人間であり、市民ナンバーも持っていないことが明かされることとなったのです。
強化人士の替え玉を使い捨ての駒として用意することで、本物のエランは自分の身の安全を確保してペイル社で高い地位を確立しているものと考えられます。
エランが誕生日を知らない理由
エランが誕生日を知らない理由は、誕生日や家族といった過去の記憶を失っていたためです。
しかしエランは強化人士4号としてだけでなく、本物のエランの影武者として行動していたわけですから自分(本物のエラン)の誕生日を知らないというのには違和感をおぼえます。
本来であれば、エランは本物のエランの誕生日を答えなければ周囲から疑われてしまう可能性さえもあるのです。
エランが本物のエランの誕生日を答えなかったのは、もしかしたら本物のエランにも実は誕生日がなく本物だと思いこんでいるエランも実は本物ではないのかもしれません。
そのあたりについては、今後の進展が楽しみですね!
【水星の魔女】エランの死亡とその後を考察
ここからは、『水星の魔女』のエランの死亡とその後について考察していきます。
エランはアニメ第6話で処分されて死亡?
エランはアニメ第6話で死亡したものと思われます。
スレッタとの決闘で敗北したエランに対してベルメリアは、強化人士4号をすぐに処分しないことを提案していました。
しかしペイル社を束ねる共同CEOのニューゲン、カル、ネボラ、ゴルネリの4人は、
- 使命を果たせない強化人士に次はない
- スペアはまだある
- 早く次を用意すること
などの発言をしていることから、共同CEOにとって強化人士4号のエランはすでに用済みであることがわかります。
そもそもエランはスレッタとの戦闘をした時点で、その後ガンダムに乗っての戦闘はできないことはベルメリアの発言でわかっていたため、強化人士4号としての役割は終わっていると判断されてもおかしくありません。
そのため残念ですが、強化人士4号としてのエランは廃棄処分という形で死亡したものと考えられます。
エランはその後どうなった?
死亡したであろうエランは、その後スレッタと約束した場所に時間になっても現れませんでした。
時計が9時55分になった時点でミオリネが「5分前には来るもんでしょ」と言っていることから、エランとスレッタは10時にベンチで待ち合わせをしていたものと思われます。
しかし10時10分になった時点でもスレッタの前にエランが登場することはなく、第6話は終了してしまったのです。
もちろんスレッタはその時エランがどのような状況であるかなど知るわけもなく、ただエランが待ち合わせの場所に来るのを待っていました。
エランは強化人士5号として再登場?
エランは第7話以降に強化人士5号として再登場すると考えられます。
その理由は、これまでのエランが替え玉であったことはペイル社の人間以外は知らないからです。
エランはあくまでも御三家ペイル・テクノロジーズの擁立するパイロットでありペイル寮の筆頭ですので、そんな目立つ存在が突然姿を消すということは周囲に不信感を抱かせることになりかねません。
しかも本物のエランは強化人士4号のエランにアスティカシア高等専門学園で成果を上げることを望んでいる様子がうかがえるため、学園でのエランの立場や地位は維持したいと考えているもの思われます。
そのことから今後強化人士5号がエランとなり、これまでのエランを装って再び学園生活を送ることになるのではないでしょうか。
そうなると、強化人士5号のエランが4号の記憶を引き継いで登場するのかが気になるところです。
スレッタとのデートも果たされていませんし、5号としてのエランが違和感なくスレッタと接することができるのかにも注目したいですね。
まとめ
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のエランの正体は強化人間だったのか解説し、死亡したその後どうなったかについても考察してきました。
- エランの正体は強化人士4号という本物のエランの替え玉だった。
- エランが誕生日を知らなかったのは過去の記憶を失っていたからだが、本物のエランの誕生日を答えなかったのには違和感がある。
- エランはアニメ第6話で処分されて死亡したと考えられる。
- エランはその後第7話以降で強化人士5号として再登場するのではないか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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