2022年の秋クールで放送されているアニメの中でも非常に人気が高い『機動戦士ガンダム水星の魔女』ですが、考察が怖いと話題になっています。
その中でもエリクトとスレッタ別人説については、作中でも明かされていないこともあり気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』考察が怖い理由とエリクトとスレッタ別人説についてもまとめていきます!
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【機動戦士ガンダム水星の魔女】考察が怖いといわれる理由
まずは、『水星の魔女』の考察が怖いといわれる理由についてまとめていきます。
PROLOGUEから1話の時系列や関係性
まず『水星の魔女』ではアニメ第1話の前に前日譚「PROLOGUE」がありますが、プロローグから本編開始までの時系列や関係性に違和感があります。
プロローグではヴァナディース機関のラボがあるフォールクヴァングが襲撃されて、テストパイロットとしてガンダム・ルブリスの稼働実験に参加していたエルノラ・サマヤと娘のエリクト・サマヤ(4歳)がルブリスに乗って脱出し水星へ逃れるところまでの物語が描かれました。
そして第1話ではスレッタ・マーキュリーという名前の主人公がアスティカシア高等専門学園へ入学するところから物語が始まっています。
プロローグから1話を順番に見ていくと、母親とともに水星へ逃れたエリクトが成長して偽名を使って学園へ入学したようにも見えます。
しかし小説「ゆりかごの星」でのスレッタの年齢は16歳で本編の時代はA.S.(アド・ステラ)122年となっているため、単純に計算すると4歳のエリクトが水星へ逃れた年代は今から12年前になるのでA.S.110年です。
ただ「ゆりかごの星」ではどこにも年号が記載されていないため、エリクトが水星へ逃れた年代はいつなのか、時系列はプロローグから「ゆりかごの星」そして本編へと続いていると素直に思っても良いのかという部分に疑問が残ります。
そうなってくるとエリクトとスレッタが同一人物かどうかもわからなくなってきてしまうため、エリクトとスレッタに関する怖い考察がされる状況となっているのです。
スレッタを入学させた目的
スレッタをアスティカシア高等専門学園に入学させた目的は、デリング・レンブランへの復讐です。
スレッタの母親でシン・セー開発公社のCEOであるプロスペラ・マーキュリーは、作中でエルノラと同じGUND(ガンド)技術が施された右腕を見せたことで同一人物であることがほぼ確定しています。
そのためプロスペラにとってヴァナディース機関の仲間たちや夫のナディム・サマヤ、恩師であるカルド・ナボの殲滅を命令したデリングは絶対に許すことのできない憎い存在でした。
プロスペラは敵であるデリングに復讐するために娘であるスレッタとガンダム・エアリアルを学園へと送り込んだわけですが、その計画の怖いところはこの復讐について純粋で無垢なスレッタには一切何も伝えられていないことです。
このことからスレッタに対してプロスペラが愛情をもっているのかも疑わしく、スレッタが復讐のための道具として作られた存在という怖い考察もできてしまいます。
倫理観を無視する展開
現時点では主人公のスレッタに対して倫理観を無視するような展開は訪れていません。
しかし第5話でエランの正体が強化人士4号であることが明らかとなり、さらに第6話で本物のエランが登場したことで『水星の魔女』の世界には他人を全くの別人に作り変える手術が可能でその人格や人権も奪えることがわかっています。
そして強化人士4号のエランが第6話の最後に殺される展開となったことで、倫理観を無視する非人道的なことがこの世界では行われていることが明かされました。
そのことから、スレッタの生い立ちにも非倫理的な怖い過去があってもおかしくはないのです。
【水星の魔女】エリクトとスレッタ別人説について
ここからは、『水星の魔女』のエリクトとスレッタ別人説についてまとめていきます。
エリクトとスレッタは別人?
エリクトとスレッタ別人説はありえると考えられます。
前述しましたがプロローグと「ゆりかごの星」では年代が明かされていなため、時系列として空白の期間が存在している可能性があり、その場合16歳でアスティカシア高等専門学園へ入学したスレッタがエリクトと同一人物ではない可能性が高くなります。
また公式HPのスレッタ・マーキュリーの紹介ページにも、スレッタが成長したエリクトであることなどは一切書かれていないことも気になるところです。
前日譚は「PROLOGUE」ですでに描かれているわけですから、エリクトとスレッタが同一人物なのであれば視聴者の混乱を避けるためにもキャラクター紹介に記載されていても良いように思います。
21年前の事件と年齢が合わない
第6話のベルメリア・ウィンストンがプロスペラの会話で「21年前の復讐」と発言したことで、フォールクヴァング襲撃が21年前の事件を指していると考えられます。
ベルメリアはヴァナディース機関の生き残りでありプロスぺラとはかつての同志だったため、フォールクヴァング襲撃事件に関わっていた人物のひとりでしたがエルノラがプロスぺラとして生きていることはこの時に初めて知ったのでした。
現在の年代がA.S.122年で21年前となると、フォールクヴァング襲撃はA.S.101年ということになります。
しかし小説「ゆりかごの星」でのスレッタの年齢は16歳、本編の時代はA.S.122年となっているため、単純に計算した時のフォールクヴァング襲撃はA.S.110年となり、そうなってくるとエリクトとスレッタの年齢が合わなくなってきます。
A.S.101年(仮) | A.S.105年 | A.S.109年 | A.S.122年 | |
フォールクヴァング襲撃? (21年前) | スレッタ入学 (現在) | |||
エリクトの時系列 | 4歳 | 8歳 | 12歳 | 25歳 |
スレッタの時系列 | ー | 誕生? | 4歳 | 17歳 |
ただ現時点ではエリクトとスレッタの関係性については作中で触れられていないため、どういった関係なのか様々な考察が行われているのです。
【水星の魔女】エリクトとスレッタの関係を考察
ここからは、『水星の魔女』のエリクトとスレッタの関係を考察していきます。
考察①エリクトとスレッタは同一人物
まず最初に考えられるのが、エリクトとスレッタは同一人物というものです。
エリクトとスレッタの容姿があまりにも似ているため、プロローグでエリクトの存在を知った上でアニメ第1話を見た方の多くはエリクト=スレッタであり、偽名を使ってアスティカシア高等専門学園に入学したと思っていたのではないでしょうか。
エリクトは母親のエルノラとともに襲撃を受けたフォールクヴァングから逃げてきたわけですから、その後は偽名を使っていても何の違和感もありません。
しかしこれについてはベルメリア・ウィンストンが言った「21年前の事件」がフォールクヴァング襲撃事件を指していた場合、その時点でのエリクトの年齢が4歳となりエリクトとスレッタが同一人物だとするとスレッタは現在25歳ということになってしまいます。
その年齢で17歳だと偽るのはなかなか無理があると思いますし、エリクトとスレッタが同一人物という可能性はかなり低いと思われます。
考察②スレッタはエリクトの娘
次の考察は、スレッタがエリクトの娘というものです。
しかし「21年前の事件」がフォールクヴァング襲撃事件を指していた場合、エリクトとスレッタの年齢差は9歳となるため母娘の関係性になるには年齢差がなさすぎます。
もしもスレッタがエリクトの娘である場合、「21年前の事件」がフォールクヴァング襲撃ではない別の事件を意味していることになってきますので可能性としては低いかもしれません。
考察③エリクトとスレッタは姉妹
次の考察は、エリクトとスレッタは姉妹というものです。
エリクトとスレッタの容姿が似ている点も2人が姉妹なのであれば納得できます。
ただ問題なのは、フォールクヴァング襲撃でエリクトの父親であるナディムは死亡してしまっているため、普通に考えてエルノラとナディムの間に新たに子供を授かることは難しいということです。
フォールクヴァング襲撃の時点でエルノラがスレッタを妊娠していたとも考えられますが、時系列から考えるとフォールクヴァング襲撃からスレッタの誕生まで5年の空白期間がありますので、可能性としてはまずないでしょう。
『水星の魔女』の世界では手術によって全く同じ顔を作り出すことやGUND技術などもあるくらいですから、何らかの技術によってナディムの遺伝子をもったエリクトそっくりのスレッタを妊娠することはできてもおかしくはないですね。
考察④スレッタはエリクトのクローン
次の考察は、スレッタはエリクトのクローンというものです。
クローンであればエリクトとスレッタの容姿が似ているのは当たり前ですし、『水星の魔女』の世界であればすでに存在しているエリクトを複製するクローン技術があってもおかしくはありません。
エリクトはフォールクヴァング襲撃の際にルブリスを起動させて、さらには青いパーメットによってデータストームの負荷を無効化することができました。
それこそがルブリスに求めていたことであり、それを可能にしたエリクトの能力を複製することがきできたとしたらルブリスの量産にもつながるわけで、個人的に可能性として一番高いのはスレッタはエリクトのクローンかなと思っています。
スレッタの正体についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
まとめ
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』考察が怖い理由とエリクトとスレッタ別人説についてもまとめてきました。
- エリクトとスレッタ別人説はありえる。
- エリクトとスレッタが同一人物の場合21年前の事件とスレッタの年齢が合わない。
- エリクトとスレッタの関係性としての考察は4つ。
エリクトとスレッタは同一人物
スレッタはエリクトの娘
エリクトとスレッタは姉妹
スレッタはエリクトのクローン
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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