『水星の魔女』のSeason1で、プロスペラ・マーキュリーとデリング・レンブランとの会話で明かされた謎の計画「クワイエット・ゼロ」。
season2が開始しても不透明な点が多いクワイエットゼロ計画ですが、ガンダムとは異なる作品の人類補完計画にも似ていると言われているようです。
クワイエットゼロの正体は一体どのような計画で、何を目指しているのでしょうか?
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のクワイエットゼロとは人類補完計画か考察し、植物の生存戦略との関係性についてもまとめていきます!
『水星の魔女』のもっと詳しい情報はこちら↓から!
【水星の魔女】クワイエットゼロとは?
まずは、『水星の魔女』のクワイエットゼロという計画について解説していきます!
クワイエットゼロの意味
作中で「クワイエット・ゼロ」というネーミングの意味の解説はされていません。
クワイエットゼロとは、プロスペラ・マーキュリーとデリング・レンブランが極秘で進めていた謎の計画です。
season2でプロスペラがミオリネ・レンブランに語った内容によると、クワイエットゼロは
- データストームを利用してパーメットリンクを介したあらゆるシステムを制御する新機軸のネットワーク構想
- エアリアルはそれを起動するためのトリガー
- 計画の先にあるのは戦いや失う悲しみのない世界
などが明かされていますが、その詳細についてはいまだわかっていない点も多いです。
ただ、上記のことからクワイエットゼロとは、「争いのない世界=真の静寂」を意味しているのではないかと考えられます。
クワイエットゼロとノートレットの関係性
クワイエットゼロは、ミオリネの母であるノートレット・レンブランが創案者であるといわれています。
そのため、もともとはノートレットが掲げた計画にデリングが賛同したことがきっかけで、2人は結婚したようです。
しかしノートレットが事故で死亡したことで、その意志をデリングが継ぐ形で秘密裏に計画を進めていました。
クワイエットゼロにプロスペラが加わったのは、デリングの意思に共感したからとプロスペラ自身が言っていましたが、プロスペラの目的はノートレットとデリングの目指すものとは違っているようです。
ノートレットとデリングの目的
クワイエットゼロ計画のノートレットとデリングの目的は、GUNDフォーマットで戦いや争いを排除することです。
デリングは自身が軍人として戦場に身を置く中で、意思を放棄して兵器に決定権を委ねる人々、そしてパーツとして兵士が消費されるのが当たり前の無秩序な戦場を目の当たりにしてきました。
たくさんの人々が戦争で死んでいき、戦争シェアリングによって紛争をコントロールすることはできても秩序を手に入れることだけはできなかったのです。
そのため、ノートレットが提唱したクワイエットゼロはデリングにとって希望であり、ともに叶えたい夢でもあったと考えられます。
【水星の魔女】クワイエットゼロとは人類補完計画か考察
ここからは、『水星の魔女』のクワイエットゼロとは人類補完計画かについて考察していきます!
クワイエットゼロでのプロスペラの目的
夫や仲間の仇でもあるデリングにプロスペラが協力しクワイエットゼロを進める目的、それは世界を書き換えることです。
その理由についてプロスペラは、「エリィの幸せのため」と言っていました。
ノートレットとデリングが計画していたクワイエットゼロで求めていたのは、GUNDフォーマットを介した意識共有までです。
その場合それほど高いパーメットスコア(スコア5以上)は必要がないことが、プロスペラとベルメリア・ウィンストンとの会話からわかっています。
では、高いパーメットスコアが必要となるプロスペラが目指すクワイエットゼロとは、一体なんなのでしょうか?
クワイエットゼロで世界を書き換えるとは?
クワイエットゼロで世界を書き換えるとは、人類の意識の書き換えだと考えられます。
現状の世界はスペーシアンとアーシアンは対立し、争いが起こり死亡する人もいるのが当たり前のような状況です。
プロスペラは、世界の人々がネットワークで接続されることで人の意識を操作することが可能だと考えているのではないでしょうか。
ネットワークを通じて一方的に人類の意識を操作することができるとしたら、人類の意識から対立概念を無くすことも可能となります。
さらに、すべての人類の意識の書き換えが完了すれば、プロスペラの目指す「戦いや失う悲しみのない世界」が実現されることで「エリィの幸せ」も叶うことに繋がるのではないでしょうか。
クワイエットゼロと人類補完計画は似てる?
クワイエットゼロと人類補完計画を比較する前に、人類補完計画について簡単に解説していきます。
クワイエットゼロと人類補完計画のどちらも、現在の人類を否定して新たな人類の創造を目的としている点で似てるといえるのではないでしょうか。
【水星の魔女】クワイエットゼロと植物の生存戦略の関係性
作中ではクワイエットゼロ計画の最初の考えとして、植物の生存戦略について触れられていました。
もともと植生エンジニアだったノートレットは、植物の多種多様な生存戦略を人類にも適応できないかと考えていたのだそうです。
それは根拠のないものでしたが、結果的にそのノートレットの考えにデリングは賛同したのでした。
植物の生存戦略とは、生きる環境を変えるのではなく環境に合わせてそれに適合するように体の大きさや形を変えるなどといった、動かない植物のしたたかで合理的な生き方をいいます。
人間も植物の生存戦略のように生きることができれば、地球でも宇宙でもその環境に人間が適合する形で誰でも平等に生きれるようになり、無秩序な世界を変えられるとノートレットは考えていたのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のクワイエットゼロとは人類補完計画か考察し、植物の生存戦略との関係性についてもまとめてきました。
- クワイエットゼロの創案者はミオリネの母であるノートレット・レンブラン。
- もともとのクワイエットゼロ計画は、GUNDフォーマットで戦いや争いを排除することを目的としていた。
- しかしプロスペラの目的は世界を書き換えること。
- クワイエットゼロで世界を書き換えるとは、人類の意識の書き換えだと考えられる。
- クワイエットゼロと人類補完計画は似てる。
- 人間も植物の生存戦略のように生きることができれば無秩序な世界を変えられるとノートレットは考えていたのかもしれない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント