『機動戦士ガンダム水星の魔女』の第1クールの最終回である第12話で、主人公スレッタ・マーキュリーの人殺しという衝撃のシーンが放送されました。
大切なミオリネ・レンブランを救うための行動だったとはいえ、人殺しした直後に笑顔を見せたスレッタの姿には「サイコパスなのでは?」と感じた方も多かったのではないでしょうか?
この記事では、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタは人殺しのサイコパスなのか、はえたたきで誰を殺したのかについてもまとめていきます!
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【機動戦士ガンダム水星の魔女】スレッタが人殺しした経緯
まずは、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタが人殺しをした経緯についても解説していきます!
スレッタの人殺しはミオリネを助けるため
フォルドの夜明けの襲撃を受けたプラント・クエタでは、スレッタとミオリネが隔壁で分断されて離れ離れになってしまいます。
スレッタはミオリネを助けるためにエアリアルがいるCブロックの78ハンガーを目指しました。
78ハンガーにたどり着くことができたスレッタでしたが、そこにはすでに敵がいてスレッタも見つかってしまえば殺されてしまうような危機的状況。
しかしそこに居合わせたスレッタの母親であるプロスペラ・マーキュリーとゴドイが敵を銃で撃ち殺し、スレッタは敵の攻撃を免れましたが、同時に目の前で起こった人殺しに恐怖を感じていました。
目の前で人が死んだことに怯えていたスレッタでしたがプロスペラとの会話で気持ちを持ち直しエアリアルに搭乗して、フォルドの夜明けに派遣されたガンダム・ルブリス・ウルのパイロットであるソフィ・プロネとガンダム・ルブリス・ソーンのパイロットであるノレア・デュノクと交戦します。
敵が撤退し戦いは終わったと思われミオリネの元へとエアリアルで向かったスレッタでしたが、見つけたミオリネは父親であるデリング・レンブランとともに敵に撃たれる寸前でした。
そこでスレッタはミオリネを助けるために、「やめなさい!」と言いながら敵をまるでハエたたきをするかのように躊躇なくエアリアルで潰して殺してしまったのです。
これが『機動戦士ガンダム水星の魔女』の第1クールの最終回である第12話で、スレッタが人殺しをした経緯になります。
スレッタは人殺しに否定的だった
もともとスレッタは、人殺しに対して恐怖や罪悪感を感じていました。
それはプロスペラがスレッタの目の前で敵を銃で撃ち殺した時のスレッタの反応を見れば明らかです。
スレッタは目の前で人が死んだことと、母親であるプロスペラが人を殺したことに震えを抑えられませんでした。
プロスペラの「そうしなければ あなたが殺されてたでしょ?」という言葉に対して、スレッタは強い口調で「でも!」と反抗的な態度を示していることも、この時点ではスレッタが人殺しに否定的だったことを証明しています。
ではなぜスレッタは自分も人殺しをしてしまったのでしょうか?
【水星の魔女】スレッタは人殺しのサイコパス?
ここからは、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタは人殺しのサイコパスなのか、プロスペラの洗脳についても考察していきます!
スレッタはプロスペラに洗脳された
スレッタは、自身が人殺しをすることに全く躊躇する様子がありませんでした。
これは、スレッタがプロスペラに洗脳されたためだと考えられます。
プロスペラがスレッタの目の前で敵を銃で撃ち殺した直後、2人は会話を交わしました。
その会話でプロスペラは呪文の言葉「逃げたら1つ、進めば2つ」を言い、プロスペラが扉の向こうにこもっていれば人殺しをしなくて済んだが、人殺しをしたことで手に入ったものとこれから手に入れられるものがあることをスレッタに伝えたのです。
- プロスペラが戦ったことでスレッタを死なせずに済んだ
- スレッタがエアリアルと戦ってくれたらスレッタもプロスペラもミオリネもみんな救われる
- 今みんなを救えるのはあなたたち(スレッタとエアリアル)だけ
最初は戦うことを嫌がっていたスレッタでしたが、プロスペラが「スレッタあなたは進める子でしょ?」と言い手を差し伸べると、スレッタはついに洗脳されたように突然表情を変えました。
プロスペラの方へと立ち上がったスレッタは「進む 進んできた 逃げたら1つ進めば2つ」と言い、その表情には恐怖や罪悪感はなくいつもの笑顔が戻っていて、そのままの流れで人殺しをしてしまったのです。
スレッタはサイコパス?
スレッタは、プロスペラの洗脳によってサイコパスになってしまったといえるでしょう。
ミオリネを助けるためとはいえ全く躊躇することなくまるでハエ叩きをするかのように人を殺し、殺した人の血溜まりに尻もちをつくことにも抵抗がなく、人殺しをしたのに笑顔をキープ。
もうサイコパス以外の何者でもないです。
そんなスレッタに対して、助けてもらったはずのミオリネも「なんで笑ってるの・・・人殺し」と言いながら、スレッタに恐怖を感じている様子でした。
スレッタはプロスペラとの会話による洗脳で、プロスペラが人殺しをした理由に納得しその出来事を認めていたと考えられます。
そのためスレッタがミオリネを救うために行った人殺しも、当たり前の行動であり躊躇する理由がなかったのでしょう。
しかし本来であればスレッタもミオリネも学生で、戦争や殺人とは無関係な生活を送っていたわけですから、洗脳前のスレッタやスレッタ人殺し後のミオリネの反応が正常だといえますね。
スレッタが人殺し後も笑顔だった理由
スレッタが人殺し後も笑顔だった理由は、エアリアルから降りた時に上手く着地ができずに尻もちをついてしまったからです。
決して人殺しが楽しくて笑ったわけではないと思われます。
尻もちをついてしまったスレッタはいつもの笑顔で「しまらないな~」と言っていました。
サイコパスと化したスレッタにとっては人殺しをしたことはどうでも良いことで、そんなことよりも格好のつかない自分が面白おかしく、ミオリネを救えたことが嬉しくて普通に笑顔になってしまったのではないでしょうか。
【水星の魔女】スレッタはえたたきで誰を殺した?
ここからは、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタはえたたきで誰を殺したのか、スレッタ人殺のその後の考察についてもまとめていきます!
スレッタがはえたたきで殺した人物
スレッタがはえたたきで殺した人物は、フォルドの夜明けのメンバーだと考えられます。
作中では誰なのかは明らかになっていませんが、この人物は死亡前のセリフで
「見つけた デリング・レンブラン 地球に帰れなくてもお前とはここで刺し違える」
と言っていました。
このセリフからこの人物が地球から来た人間で、デリングを狙っていたことがわかります。
フォルドの夜明けで名前が明かされている主要メンバーは母船やモビルスーツに搭乗していたため、はえたたきで殺されたのはフォルドの夜明けの中でもモブキャラだったのではないでしょうか。
スレッタの人殺しのその後を考察
第1クールの最終回である第12話のラストで人殺しをしたスレッタは、その後ミオリネと決別してしまうと考えられます。
スレッタとミオリネはこれまでも言葉が足りずに度々すれ違ってきました。
今回の人殺しもスレッタにとってはミオリネを助けるための行動だったものの、ミオリネにとっては「人殺しをしたのになんで笑っていられるのか?」というすれ違いがすでに起こってしまっている状況です。
ミオリネのスレッタを見る目はすでにかなりの恐怖を感じていますので、その後のストーリーではスレッタとミオリネは決別してしまうことが予想されますね。
個人的には境遇の違うスレッタとミオリネが不器用ながらも距離を縮めていく物語が気に入っていたので、2人が決別する物語なんて見たくないのが本音です。
でも人殺しをして何も感じていないスレッタと、すでにスレッタを「人殺し」という目で見てしまっているミオリネが和解するのはなかなかに困難なのではないかと思いますが、第2クールでどのような展開になるのか楽しみですね。
ミオリネの母親に関する情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
まとめ
この記事では、
- スレッタの人殺しはミオリネを助けるためだった。
- もともとスレッタは人殺しに否定的だった。
- スレッタはプロスペラの洗脳で人殺しに対して恐怖や罪悪感を感じなくなり躊躇しなかった。
- スレッタはプロスペラの洗脳によってサイコパスになってしまったといえる。
- スレッタが人殺し後も笑顔だったのはエアリアルから降りた時に上手く着地ができずに尻もちをついてしまったからで、人殺しが楽しくて笑ったわけではないと思われる。
- スレッタがはえたたきで殺した人物はフォルドの夜明けのメンバーでモブキャラ。
- 人殺しをしたスレッタはその後ミオリネと決別してしまうと考えられる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント
マジレスするとサイコパスではなくソシエパスですな