怪異と乙女と神隠し/あだしのれんは兄ではない?妹・乙(おと)との関係も解説

怪異と乙女と神隠し

強い絆で結ばれた、化野兄妹の蓮(れん)と乙(おと)。

ブラコンの兄と兄を頼る妹の関係は、まさに兄妹愛にしか見えませんが、実は化野蓮は本当の兄ではないような話が物語の中で浮上していて気になりますよね。

この記事では、『怪異と乙女と神隠し』(とと神)で化野蓮(あだしのれん)は兄ではないのか、妹・乙(おと)との関係についても解説していきます。

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※こちらの記事はネタバレを含む可能性があります。

【怪異と乙女と神隠し】化野蓮(あだしのれん)は兄ではない?

まずは、『怪異と乙女と神隠し』(とと神)の化野蓮(あだしのれん)は兄ではないのか、妹・乙(おと)はそのことを知っているのかを解説していきます。

化野兄妹の間では兄

『怪異と乙女と神隠し』の物語の基本的な部分ですが、化野兄妹の間では蓮は「兄」です。

蓮は、妹である乙の前では兄として妹に接し支えています。

妹のことが大好きなブラコンでもあり、乙の答案用紙は100点のものだけでなく、点数に関係なく全て大切に保管しているという少し気持ち悪い一面もあるほどです。

蓮が妹をとてもかわいがっているのに応えるように、乙の方も兄をとても頼りにしています。

化野兄妹は、周囲から見ても強い絆で結ばれた仲睦まじい兄妹です。

乙(おと)の本当の兄ではない

兄として乙に接しているですが、乙の本当の兄ではありません。

これについては、『怪異と乙女と神隠し』の漫画原作3巻11話の、きさらぎ駅の窓口の姿のない駅員のセリフで明らかになります。

きさらぎ駅の窓口の姿のない駅員の話では「蓮は乙の実の兄ではない」ということですので、

  • 蓮と乙は血のつながった本当の兄妹ではない。(血縁関係ではない)
  • 乙には蓮ではない兄がいたが、蓮が成り代わって兄のふりをしている。
  • 乙には最初から兄などいないが、蓮が自身が兄であると騙している。

このいずれかの可能性が考えられますが、作中では蓮が乙の本当の兄ではないとされる本当の理由については明らかになっていません。

兄ではないことを乙は知らない

乙は、蓮が本当の兄ではないことを知りません。

乙は蓮のことを本当の兄だと思って慕っています。

このことについて、化野兄妹のことを以前から知っている者たちは蓮が本当の兄ではないことを知っている様子ですが、そのことを全員が乙には隠しているようです。

【とと神】化野蓮と妹・乙(おと)との関係を解説

ここからは、『怪異と乙女と神隠し』(とと神)の化野蓮と妹・乙(おと)との関係性について解説していきます。

化野蓮と妹・乙の過去

化野蓮(あだしのれん)と妹・乙(おと)は、10年前に神隠しにあって、別の世界から突然この世界にやってきた過去があるとされています。

そのため、蓮は自身について異界からの漂流者であると言っているのです。

しかし作中では2人が神隠しにあう以前については明かされておらず、本当に2人一緒に神隠しにあったのかは謎に包まれています。

そのため、蓮と乙の兄妹としての関係性についても、現時点では不明です。

ただ蓮と乙には共通点として怪異を視ることができる同じ能力を持つ渦巻きのような瞳や同じ黒髪、小柄で幼い容姿など、兄妹としての要素がまったくないわけではありません。

このような点は、今後、蓮と乙の過去が明らかになると真相がわかると思われます。

化野蓮にとって妹は大切な存在

本当の兄ではないようですが、蓮にとって妹の乙が大切な存在であることは間違いありません。

化野兄妹の目的は、ともに生きて故郷に帰ることですが、蓮の正体や身体の状態から2人が揃って故郷へかえることは現状では難しいようです。

そのことを理解している蓮は、万が一の状況になった時には妹の乙だけでも必ず元の世界に帰そうと考え、故郷に到達するための切符を手に入れるために怪異を求め呪物を探し続けています。

しかし乙の方は、蓮の身体の状態についても、兄が万が一の時には自分だけを元の世界へ帰そうと考えていることについても、秘密にされているため全く知らないと思われます。

化野蓮は正体を乙に隠している?

化野蓮は正体を乙に隠しているようです。

乙にとっては本当の兄のはずである蓮ですが、その正体は人間ではありません。

蓮には人間としての肉体が無く、人間のように見えている身体はハリボテのようなもので構成されており、時空のおっさんの話では呪物を使って身体の状態を維持しているような説明がされています。

ただ、時空のおっさんの存在については乙も知っていますし、蓮がおっさんに治療をしてもらっていることも知っているため、乙が蓮についてどこまで知っているのかは実際のところまだわかっていません。

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まとめ

この記事では、『怪異と乙女と神隠し』(とと神)で化野蓮(あだしのれん)は兄ではないのか、妹・乙(おと)との関係についても解説してきました。

  • 化野蓮は乙の本当の兄ではない
    • 蓮は妹の乙に対して兄として接しているが、実際には本当の兄ではない。
    • きさらぎ駅の窓口の存在のセリフにより、蓮が乙の実の兄ではないことが明らかにされる。
  • 乙は蓮が本当の兄ではないことを知らない
    • 乙は蓮が本当の兄ではないことを知らない。
    • 周囲の人々もこの事実を乙に隠しているようである。
  • 化野兄妹の関係性
    • 蓮と乙は10年前に神隠しに遭い、別の世界からやってきた。
    • しかし、2人が本当に兄妹であるかどうかは不明。
    • 兄妹としての関係性については、今後の展開が注目される。
  • 蓮は乙にとって大切な存在
    • 蓮は本当の兄ではないが、乙にとっては大切な存在。
    • 乙のために故郷に帰るための切符を手に入れようとする。
  • 蓮は正体を乙に隠している
    • 蓮は乙に自身の正体を隠している。
    • 蓮の身体は人間のように見えるが、実際にはハリボテのようなもので構成されている。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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