エヴァ新劇場版:序で冒頭の白線の巨人は何?赤い大地の人型を考察!

ヱヴァンゲリヲン新劇場版

新世紀エヴァンゲリオンのリメイクである全4部作のヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの中でも【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序】は第1作にあたる作品です。

第4使徒サキエルとの戦闘が行われているところからストーリーが始まる【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序】の冒頭シーンに描かれているのが赤い大地に白線の巨人を描いたような人型で、あれは一体何なのかと気になった方も多いはずです。

そこで今回は、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序で冒頭の白線の巨人は何なのか、赤い大地の人型を考察しまとめていきます。

エヴァ新劇場版:序で冒頭シーンを解説!

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序】は、白い砂浜の赤い海とその海を向いて並ぶ戦車のシーンから始まります。

季節は夏で蝉の鳴き声だけが響いていて、戦車が並ぶ風景には似つかわしくなく穏やかな印象です。

戦車側から海を眺めるようなシーンで海に水しぶきが上がると、次に住宅地と思われる場所で地面には突き刺さった電車が。

その後数秒間だけ崩れたビル郡がある赤い大地に、白線の巨人のような人型が描かれているシーンが映し出されます。

人が全くいない破壊された街の風景が続いたかと思うと1台だけ青い車が道路を走っていて、その車を運転していたのがEVAの戦闘指揮官の葛城ミサト(かつらぎみさと)です。

ミサトはヱヴァンゲリヲン新劇場版の主人公である碇シンジ(いかりしんじ)と待ち合わせをしていて、車で迎えに行く途中でした。

シンジはミサトと連絡を取ることができなかったためシェルターへ行こうと考えますが、シンジがいる街はまさに今第4の使徒サキエルとの戦闘中だったのです。

シンジは第4の使徒サキエルとの戦闘に巻き込まれながらも、ミサトと出会うことができました。

この冒頭シーンが進んでいく中で、最初の穏やかな風景とは裏腹にすでに第4の使徒サキエルとの戦闘が行われていたことがわかります。

しかし、崩れたビル郡がある赤い大地に、白線の巨人のような人型についてはストーリーの中で特に触れられることはなく、何だったのかという疑問が残りました。

エヴァ新劇場版:序で冒頭・白線の巨人の人型とは?

冒頭の白線の巨人とは、崩れたビル郡がある赤い大地に白線で描かれた人型のことです。

赤く染まった大地は傾斜になっていて、この場所は山で白線で描かれた人型があるところだけが部分的に赤く染まっていることがわかります。

その奥の風景をよく見るとさらに山があり、山が連なった地形になっているようです。

白線の巨人のような人型は手足が長く両手を真横に広げたような形をしていますが、白線で描かれた人型と完全に一致するものが何もなくストーリーの中で説明もされていないため、映画を観た人が考察するしかありません。

エヴァ新劇場版:序で白線の巨人の人型を考察!

白線の巨人の人型については様々な説があります。

白線の巨人の人型は一体何なのか考察し、まとめていきましょう。

考察①白線の巨人の人型はエヴァの素体

白線の巨人の人型は、エヴァの素体ではないかという説についてです。

エヴァの素体とはエヴァのベースとなっている部分のことで、エヴァが人型をしているのでもちろんその素体も人型をしています。

エヴァは通常、拘束具としての役割を果たしている装甲で全身が覆われていて肩にはウェポンラックを装着していますが、白線の巨人の人型には装甲やウェポンラックの凹凸はなく滑らかな人型が描かれています。

このことからもエヴァではなく、エヴァの素体ではないかと考えられているようです。

考察②白線の巨人の人型は第2使徒のリリス

白線の巨人の人型は、第2の使徒リリスではないかという説についてです。

セカンドインパクトと関係がある第2の使徒リリスは特務機関NERV(ネルフ)本部の地下最深部、ターミナルドグマにはりつけにされていてサードインパクトのトリガーとも言われ重要視されています。

第2の使徒リリスは第1の使徒アダムとは異なる「生命の源」であり、アダム系使徒を除く全ての地球上の生物の始祖、その最終形態として人類(=第18使徒リリン)を生み出した存在です。

NERV(ネルフ)が第2の使徒リリスを捕獲した際に、白線で形を残したものかもしれません。

白線の巨人の人型と第2の使徒リリスの形にはかなり近いものがあるように感じますが、【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序】で登場したリリスには足がなく、【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q】で登場したリリスには頭がないため、全体を見て判断することができません。

考察③白線の巨人の人型は第4使徒のサキエル

白線の巨人の人型は、第4の使徒のサキエルではないかという説についてです。

第4の使徒サキエルは【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序】の序盤に戦闘をしていた使徒のことで、シンジが初めて戦い殲滅した使徒でもあります。

第4の使徒サキエル自体が人型をしていることや、崩れたビル郡がある赤い大地に白線で描かれた人型の映像の後に第4の使徒サキエルが登場していることが時系列的にもストーリーの流れに沿っているように感じますね。

このことから第4の使徒サキエルの可能性が高いのではと考えられているようですが、第4の使徒サキエルが人型をしているとはいえ、白線で描かれた人型の形とは少し違うようにも見えます。

また、第4の使徒サキエルとの戦闘の途中である冒頭シーンで白線で描かれた人型の映像が流れたことから、第4の使徒サキエルだとしたらいつ白線で人型を残したのかというのが疑問です。

まとめ

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序】で冒頭の白線の巨人は何なのか、赤い大地の人型について考察しました。

どの考え方も合っているようで違うような・・・様々な考察ができるのも謎が多いヱヴァンゲリヲン新劇場版の楽しみのひとつだといえますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント