エヴァ新劇場版:破でラストの槍は何?カヲルのセリフから終わり方の意味を考察

ヱヴァンゲリヲン新劇場版

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】のラストでは碇シンジが綾波レイを救ったことが引き金となり、サードインパクトが発生し絶望してのエンドロールとなりました。

エンドロール後には続きがあり初号機に槍が突き刺さると空からEVA Mark.06が登場、EVA Mark.06に乗っていたパイロットは渚カヲルで謎のセリフを残していきます。

そこで今回は、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のラストの槍は何なのか、カヲルのセリフから終わり方の意味を考察していきます!

エヴァ新劇場版:破のラストの槍は何?意味と効果についても!

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】のラストは、碇シンジが搭乗するEVA初号機の覚醒によりサードインパクトが発生しました。

覚醒したEVA初号機を見つめる葛城ミサトと赤木リツコの表情からは絶望している様子を感じ取ることができますが、そのままエンドロールへと突入します。

しかしエンドロール後にはストーリーの続きがあり、覚醒したEVA初号機に空から投げられた槍が突き刺さりEVA Mark.06とそのパイロットの渚カヲルが登場したところで【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】は終わりました。

そのため、サードインパクトについてやEVA Mark.06が投げた槍について謎が残ることとなったのです。

ラストのサードインパクトとは?

本来、サードインパクトはNERV(ネルフ)本部の地下深くセントラルドグマで、十字架にはりつけにされた状態で保管されている第2の使徒リリスと他の使徒が接触することで引き起こされると考えられていました。

サードインパクト発生時に赤木リツコが「世界が終わるのよ・・・」と言っているように、サードインパクト発生が全人類に影響を及ぼすほど危険なため、サードインパクトを発生させないために葛城ミサトや赤木リツコらNERV職員達は使徒と戦っていたわけです。

しかし【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】のラストでは、本来考えられていた発生方法とは別の形でサードインパクトが発生してしまいました。

サードインパクト発生の原因はEVA初号機の覚醒で、この覚醒は疑似シン化第1覚醒形態といわれています。

第10の使徒のコアからEVA零号機のコアを取り出しEAV初号機内に綾波レイごと取り込み引き戻そうとしますが、その中に混じっていた形をなくした第10の使徒とEVA初号機とが融合することとなってしまいました。

EVA初号機は第2の使徒リリス由来の機体なため、そのEVA初号機と第10の使徒が混じった零号機が融合したことで、最初に説明した「第2の使徒リリスと他の使徒が接触」というサードインパクトの発生条件がととのってしまったと考えられます。

EVA初号機に乗るシンジはレイを救い出すことはできたものの、EVA初号機は疑似シン化第2形態となりサードインパクトが始まろうとしました。

ラストに突き刺さったカシウスの槍の効果

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】のラストで覚醒したEVA初号機に突き刺さった槍は、「カシウスの槍」といいます。

サードインパクト発生の引き金となったEVA初号機のコアをEVA Mark.06が放ったカシウスの槍が貫き、サードインパクトは阻止されたように思われました。

カシウスの槍については明確になっていませんが、アニメ版新世紀エヴァンゲリオンで登場したキーアイテム「ロンギヌスの槍」がアンチATフィールドとして描かれていることから、「カシウスの槍」はATフィールドを司るというロンギヌスの槍とは逆の効果があると考えられているようです。

エヴァ新劇場版:破のカシウスの槍とロンギヌスの槍の違い

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q】で「ロンギヌスの槍とカシウスの槍をセントラルドグマから持ち帰るには、エヴァ13号機のダブルエントリーシステムが必要で、世界の修復も可能だ」と言っていることから、カシウスの槍とロンギヌスの槍の2本の槍は対になっていることが想像できます。

それぞれは形状も異なり、カシウスの槍は柄の末端が二重螺旋構造の先が二股に分かれていて先端がスプーンやショベルのような形です。

また、ロンギヌスの槍は柄は螺旋状でその先端は二股に分かれているので、二股のフォークのような形をしています。

ロンギヌスの槍がアンチATフィールドを司り、アンチATフィールドを発生・増幅することで対象の展開しているATフィールドを無効化し破壊することができるのに対し、カシウスの槍の効果はその逆だと考えられているようですが、これについては明確にされていません。

エヴァ新劇場版:破のカヲルのセリフから終わり方の意味を考察!

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】ではエンドロール後にストーリーの続きがあり、覚醒したEVA初号機にカヲルが乗るEVA Mark.06がはなったカシウスの槍が突き刺さります。

これによりサードインパクトは阻止できたように思えました。

このシーンでカヲルは「さあ約束の時だ、碇シンジ君、今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」というセリフを残します。

このセリフの中の「君」とはシンジを指しているのではないかと思われ、それ以外の部分には謎が残りますが、それについてはエヴァ全般で噂されているループ説から考察していきます。

エヴァのループ説では、ヱヴァンゲリヲン新劇場版は単なる新世紀エヴァンゲリオンのリメイクではなく、ループのように繰り返される世界が描かれているのではないかと考えられているようです。

このループ説から考察すると、「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」のセリフからはループし繰り返す世界ではシンジはシンジが描くような幸せを手に入れられておらず、カヲルは今回の世界ではシンジを幸せにしようとしているのではないかと感じることができます。

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q】ではこの出来事を「ニアサードインパクト」と呼んでいることから、サードインパクトを防いだものの完全に阻止することは出来ず、世界は変わり果ててしまったのです。

予告シーンでは「レイとシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号機」とあり、実際にその通りになったと思われます。

まとめ

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】のラストでEVA初号機に突き刺さったカシウスの槍についてやカヲルのセリフから終わり方も考察しました。

エヴァはとても謎が多い作品で、今回登場したカシウスの槍についても続編である【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q】を観なければ名前さえも知ることはできません。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版では続編を観ることで解明されている部分もありますので、注意深く観ていく必要がありそうですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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