マスクの品薄・品切れが続出する理由や問題点は?なぜ買えないのか?

生活の疑問

日本の各地でマスクの品切れが続出しています。

そのためマスクが欲しくて買い物に行ってもどの店舗に行ってもマスクの在庫がなく、マスクが買えないという状況になっていて、

「そろそろマスクを買いたいのに、なぜお店においてないのだろう?」
「マスクが店舗にない理由が知りたい!」

と思っている方も多いのではないでしょうか。

現在日本でも流行しつつある新型コロナウイルスや季節性インフルエンザ、暖かくなるにつれて増えてくる花粉などの対策にマスクが欲しいという方も多いはずです。

そこで今回は、マスクの品薄・品切れが続出する理由とそれによって挙げられる問題点やその解決法について考察していきます。

マスクの品薄・品切れが続出する理由

2019年12月に中国で新型コロナウイルスが発生して、2020年1月に日本国内で初の感染者が出たことにより新型コロナウイルスの予防のために急激にマスクの需要が増えていくこととなりました。

それにより、大量にマスクを購入する消費者が急増したことでマスクが供給不足となり、品薄、品切れする店舗が続出する状況となっています。

マスクを普段から取り扱っているドラッグストア、スーパー、ホームセンター、コンビニ、100円均一などでは、数量は少ないながらも販売している店舗があるという情報もありますが、どこもすぐに品切れとなってしまい多くの消費者が未だマスクを購入できていません。

2月17日以降にはマスクの品薄状態が解消されていく見通しがあるという話もありますが、私もここ数日様々な店舗でマスクの在庫を確認しましたが、マスクがあったのはドラッグストアの1店舗のみでしかも小さいサイズの4箱だけでした。

各店舗でマスクの在庫を確認する際には、店舗の種類や時間帯なども変えてみましたがどの店舗もマスクは品切れしていて、開店と同時に行けば買えるなどということもありませんでしたので、マスクが買えるかどうかも運次第のように感じました。

私と同じように店舗の種類や時間帯を変えてマスクを探している消費者も少なくないことも、マスクの品薄・品切れが続出する理由となっているのではないでしょうか。

マスクの品薄・品切れ続出はなぜおこる?理由とこれによる問題点は?

マスクの品切れが続出するのは、マスクを求める消費者に対してマスクの生産量が追いついていないことが原因です。

2018年度に日本で使用しているマスクの約8割は主に中国からの輸入でまかなっていました。

すると日本国内で生産されていたマスクは約2割ということになります。

日本での多くの医療用・産業用・家庭用マスクが中国製のマスクだったわけですが、中国からの輸入が止まったことで、2020年2月以降に中国からマスクの輸入も止まっているという状況のようです。

政府が国内メーカーに対して24時間体制での生産などの増産を要請したそうですが、今まで約8割ものマスクを中国からの輸入に頼っていた日本が、そのすべてを日本国内での製造で補うのは難しいのではないでしょうか。

しかし、日本国内での製造で補うのは難しいとはいえ、マスクの品薄・品切れによる問題点もあります。

この問題点は、前もって知っていれば問題を回避することにつながりますので、一つずつみていきましょう。

問題点①:マスクの品薄・品切れによる恐怖

単純に自分が求めているマスクが店舗に置いていない、品薄・品切れ状態によって感じる恐怖です。

どこの店舗に行っても求めているマスクがない、マスクが欲しくても買えないという状況から、

「このままマスクが買えなかったらどうしよう」
「いつになったら買えるかわからないと不安」

と感じている方も多いと思います。

私もそうですが、店舗のマスク売り場に行って棚にマスクがまったくない状態を目の当たりにすると、このままずっとマスクが買えないのではないかというなんともいえない恐怖を感じるんです。

でも、マスクの品薄・品切れはいつかは解消します。

現状では供給がいつ安定してくるのか予測するのは難しいですが、24時間体制でのマスクの増産をしている国内メーカーもありますし、マスクの品薄・品切れが解消する日もそう遠くないかもしれません。

問題点②:マスクの品薄・品切れによる値段の高騰

マスクの品薄・品切れが続出したことにより、個人転売サイトなどでの悪質な値段の高騰などが話題となっています。

具体的には

  • 定価の何倍もの高値でマスクが取引されている
  • マスクの値段ではなく、送料を高額にして販売している

などが挙げられます。

こういった高額なマスクに関しては、このマスクが本当に今すぐ必要か、高額なマスクを購入するしか方法はないのか、ということをきちんと考えた上で購入を検討してほしいです。

問題点③:マスクの品薄・品切れによる入荷時の買い占め

マスクの品薄・品切れの原因のひとつとして考えられるのが、入荷時のマスクの買い占めです。

マスクが品薄・品切れしている状況が続く中でもしマスクが売っている現場に遭遇したら、つい必要以上に購入したくなってしまうかもしれません。

しかしマスクを必要としているのは自分だけではなく、みんなが同じようにマスクを求めていることを考えながら必要数を購入するようにできれば、マスクの品薄・品切れ解消につながっていくように思います。

またマスクの買い占めは個人だけではなく、転売するための買い占めというものがあり、こういった社会不安に乗じた買い占めは許されるものではありません。

ただこういった悪質な買い占めが起こるのも、マスクの品薄・品切れが原因だというのは悲しいですね。

問題点④:マスクの品薄・品切れによる正しくない情報の拡散

マスクの品切れにより、証拠のないマスク以外での新型コロナウイルス予防法が話題となったり、不安をあおるようなありもしない悪質なデマ情報など、正しくない情報が拡散されています。

マスクの品切れによる不安から、こういった正しくない情報に敏感になってしまう気持ちもわかりますが、様々な情報に対して「本当に正しい情報なのか」「事実なのか」という事を確認して、冷静に行動することで不安の解消にもつながると思います。

問題点⑤:マスクの品薄・品切れによって他の商品も品切れの恐れ

マスクが購入できない方の中には、せめて消毒用のアルコールだけでも欲しいという方も多いと思いますが、現状では消毒用アルコールも品薄や品切れとなっています。

また、マスクと同じく不織布を使って製造されている製品も今後品薄になっていくことが予想されます。

不織布はマスクの製造に優先的に使用されていますし、その不織布自体を中国からの輸入に頼っていたことが原因のようです。

しかし、こちらに関しても時間が経つにつれ徐々に解消されていくはずですので、それまでは徹底した手洗いやうがいなどでマスクがなくても予防が期待できる方法で対策していきましょう。

マスクの品薄・品切れ続出による問題点の解決法

マスクの品薄・品切れが続出するという現状は当分続くのではないかと考えられます。

大勢が恐怖に感じていることに対して恐怖を感じないという人はいないことでしょう。

これは、多くの人が無意識のうちに「みんながそう言うから、それが正しいんだ」「自分1人だけがみんなと違うのは不安」といった集団心理からなるものです。

ですので恐怖や不安を感じることが悪いわけではありません。

マスクの品薄・品切れによって出てくる問題点を理解し、感染症などの目に見えない恐怖に対して正しく恐れることで、問題を回避することができます。

そしてマスクの品薄・品切れが解消される日がくるのを、できるだけ恐怖や不安を感じることを少なくして過ごしたいものです。

まとめ

  • マスクの品薄・品切れが続出したのは大量にマスクを購入する消費者が急増したから
  • マスクを求める消費者に対してマスクの生産量が現状では追いついていない
  • マスクの品薄・品切れによる問題点は正しく恐れることで回避する

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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