【ヴァニタスの手記】ヴァンピール(吸血鬼)の解説!バベルの原因も

ヴァニタスの手記

『ヴァニタスの手記』(ヴァニタスのカルテ)はヴァンピール(吸血鬼)のノエと、人間のヴァニタスの2人の主人公による物語です。

ヴァンピールは『ヴァニタスの手記』のストーリーには欠かせない存在ですが、なぜヴァンピールが存在しているのかなど気になるところですよね。

この記事では、『ヴァニタスの手記』のヴァンピール(吸血鬼)の解説とバベル(混沌)の原因についてもまとめていきます!

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【ヴァニタスの手記】ヴァンピール(吸血鬼)の解説!

主人公ノエがヴァンピールなこともあり、『ヴァニタスの手記』では最初から当たり前のようにヴァンピールが登場していきます。

『ヴァニタスの手記』でのヴァンピールとはどういった存在なのでしょうか。

ここかはら、ヴァンピール(吸血鬼)についての解説をしていきます!

ヴァンピール(吸血鬼)はバベルが原因で生み出された

ヴァンピールはバベル(混沌)が原因で生み出された、紅い眼が特徴の新しい種族です。

もともとこの世界には人間しかいませんでしたが、バベルが起こったことでこれまで世界になかったものが存在するようになりました。

そのうちの一つがヴァンピールで、ヴァンピールはバベルによって人間の持つ構成式が書き換えられた結果に誕生したのです。

ヴァンピールの中には元は人間で、ある日突然ヴァンピールとして目覚めた者もいますが、ヴァンピールの両親から生まれた純粋なヴァンピールや、ヴァンピールと人間のハーフのダムピールも存在しています。

ヴァンピール(吸血鬼)は忘れられた存在

『ヴァニタスの手記』で人間が暮らすこちら側の世界では、ヴァンピールは忘れられた存在です。

ヴァンピールは遠い昔に人間との戦争で負けて滅んだとされていたり、ヴァンピールの存在自体がおとぎ話や作り話だと思っている人もいます。

しかし、実際にはこちら側の世界で人間にヴァンピールだということを隠して、ひっそりと生活を続けているヴァンピールも多いのです。

ヴァンピール(吸血鬼)は人間を殺さない

人間が暮らすこちら側の世界でひっそりと暮らしているヴァンピールは、人間を殺しません。

ヴァンピールが人間を殺さない理由は、ヴァンピールが人間を襲うことは禁じられているからです。

昔人間と戦争をしていたヴァンピールは人間を襲うことを禁じられ、ヴァンピールのほとんどが人間が異界と呼んでいるアルタス(理想郷)というこちら側の世界の外側にある別の世界に移り住むことになったという経緯があります。

ヴァンピール(吸血鬼)は人間を殺すとどうなる?

ヴァンピール(吸血鬼)は人間を殺すと、その理由が何であろうと処分されてしまいます。

人間を殺したヴァンピールの処分は、ブロー(処刑人)と呼ばれるヴァンピールによって行われることになっていて、ブローは処分の対象となるヴァンピールの首をはねて殺す決まりです。

ヴァンピール(吸血鬼)の吸血行為とは?

人間を襲うことを禁じられているヴァンピールですが、合意の上であれば吸血行為は許されているようです。

ヴァンピールの吸血行為の対象は人間とヴァンピールで、吸血行為は血そのものを求める行為ではなく現在では血が一種の嗜好品に近いものとなっています。

ヴァンピールにとっての血はなくても生きていけるが、血を好むものにとっては何にも代えられない魅力的なものです。

吸血行為は本来血を介して相手の身体から生気を奪う行為で、戦時下では力を増すためまたは受けた傷を癒やすために至るとことで行われていました。

ヴァンピール(吸血鬼)の能力

ヴァンピールは世界式に干渉し書き換えを行うことができ、それによって魔法とも呼べる現況をひきおこす能力があります。

魔法のような能力によってヴァンピールは自身の肉体を変化させたり強化することができ、より強い力をもったヴァンピールであれば何もない空間に炎や氷を生み出すことも可能です。

呪持ちのヴァンピール(吸血鬼)について

呪持ちとは、ある日突然おかしくなったり暴れだしたり吸血衝動にかられたりするヴァンピールのことをいい、ほとんどの呪持ちは自分の身に起きたことを蒼月(ヴァニタス)の呪いだと思っています。

ヴァンピールが呪持ちになる原因は、そのヴァンピールの存在を形作る「構成式」である「真名(しんめい)」を「改竄式(びょうま)」によって歪められた状態になることで、これがヴァニタスの言う「禍名(まがつな)」です。

ヴァンピールにとって真名は命そのものであるため、真名を歪められたヴァンピールは我を失い本来なら簡単に抑えることのできる吸血衝動に抗えなくなってしまいます。

真名を穢されたヴァンピールが元の状態に戻ることは今まであり得ないことと考えられていたため、とても危険な存在である呪持ちのヴァンピールは発見し次第隔離しブローによって処分されることになっているのです。

【ヴァニタスの手記】ヴァンピール(吸血鬼)と世界

『ヴァニタスの手記』では人間によるヴァンピール狩りなどによって虐げられたヴァンピールが暮らすアルタス、人間が住むこちら側の世界、そしてアルタスとこちら側の世界をつなぐ境界が存在しています。

ここからは、それぞれについて解説していきます!

ヴァンピール(吸血鬼)が暮らす世界アルタス(異界)

アルタスはヴァンピールと同様でバベルによって発生したバグのようなもので、人間が暮らすこちら側の世界と同じようでどこか違う写しのような閉鎖空間です。

ルスヴンの研究によりアルタスの安全性が確認されたことでヴァンピールはアルタスに移り住むことが可能になり、ヴァンピールのほとんどがアルタスで生活をしています。

ヴァンピールが暮らす世界アルタスはヴァンピールが呼んでいる名称で、人間が異界と呼んでいる世界です。

人間が住むこちら側の世界

こちら側の世界は、人間と一部のヴァンピールが暮らす世界です。

こちら側の世界で生活するヴァンピールは、人間を襲うことが禁じられているため人間に紛れてひっそりと暮らしています。

そして人間にとってヴァンピールは忘れられた存在となっているのです。

アルタスとこちら側の世界を結ぶ境界

境界はバベルによって世界各地に発生したとされている、ヴァンピールの住むアルタスと人間が暮らすこちら側の世界とを結ぶ空間の歪みのことで、境界は複数あり至るところに存在しています。

境界を渡ることができるのは、同じくバベルによって生み出されたヴァンピールだけで、人間が境界を渡ろうとするとアルタスにもこちら側の世界にも戻れなくなってしまうという危険な場所です。

しかし人間でもヴァンピールに触れた状態であれば境界を渡ることができます。

【ヴァニタスの手記】バベル(混沌)とは?

バベル(混沌)は実験事故が原因で起こった世界の理を書き換えるとんでもない出来事だったのです。

ここからは、バベルの原因となる実験事故が起こった経緯についてまとめていきます!

バベル発生の経緯・世界式理論と実験

錬金術師パラケルススによって提唱された「世界式」理論とは、人間の住むこちら側の世界の向こう側にこちら側の全てが式によって置き換えられた領域が存在するというものでした。

世界の構成式を自由に書き換えることができれば人間の世界に蔓延する病苦を消し去って人々を幸福へと導くことができると考えたパラケルススは、各地から協力者を集めて研究し大規模な世界式への干渉実験を行ったのです。

この実験が、後にバベルと呼ばれる実験事故とそれに伴う災厄を招くこととなりました。

バベルの原因は実験事故

バベルの原因は、パラケルススが行った大規模な世界式への干渉実験で起きた実験事故です。

バベルは人間界にあらゆる天変地異をもたらし、その末に誕生したのがヴァンピールやアストルマイト(星碧石)などの本来この世界に存在しなかったものでした。

ヴァンピールやアストルマイトなどは、パラケルススの実験によって世界式への干渉により本来の構成式を書き換えられた存在であり、ヴァンピールはバベルによって人間のもつ構成式が書き換えられた結果生まれた新たな種族なのです。

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まとめ

『ヴァニタスの手記』のヴァンピール(吸血鬼)の解説とバベル(混沌)の原因についてもまとめてきました。

ヴァンピールの誕生もアルタスや境界の発生も、全ての原因がバベルだということがわかり、『ヴァニタスの手記』の世界を理解できたのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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