主人公のひとりであるヴァンピールのノエが、パリへ向かう飛空船「ラ・バレーヌ」で出会った体調が悪そうな女性がアメリアでした。
アメリアは呪持ちのヴァンピール(吸血鬼)だったため突然様子がおかしくなりノエに襲いかかりましたが、アメリアを含む呪持ちのヴァンピールの何人かには「シャルラタンのパレード」を見たという共通点があったのです。
この記事では、『ヴァニタスの手記』(ヴァニタスのカルテ)のシャルラタンはネーニアなのか、正体と女王の禍名(まがつな)についてもまとめていきます!
『ヴァニタスの手記』のもっと詳しい情報はこちら↓から!
【ヴァニタスの手記】シャルラタンとは?
呪持ちのヴァンピールだったアメリアに、ヴァニタスがした質問が「君はシャルラタンを見たか?」でした。
シャルラタンとは一体何のことなのでしょうか?
ここからは、シャルラタンのパレードとシャルラタンについて解説していきます!
シャルラタンのパレードと呪持ちの関係
ヴァニタスがこれまでに治療した呪持ちのヴァンピールから聞いた話では、そのうちの何人かが呪持ちとしての身体の異変を自覚する前に同じような光景を見ていることがわかっていたのです。
同じような光景とは、「気が付くと深い霧の中にいた そこで シャルラタンのパレードを見た」というものでした。
アメリアはシャルラタンのパレードを見たかどうかの記憶が曖昧だったため、ノエがアルシヴィストの能力を使いアメリアの記憶を見ると、パレードの中に紛れた影のような恐ろしい何者かが「ヨウコソ シャルラタンのパレードへ」と言ったのです。
ノエはその影のような存在に対して本能的に真名(しんめい)が穢され壊される恐怖を感じ、実際にアメリアはシャルラタンのパレードを見たことによって真名が穢されて呪持ちになってしまったのでした。
シャルラタンの正体はネーニア?
シャルラタンの正体は、アメリアの記憶の中のシャルラタンのパレードでノエが見た恐ろしい影のような存在のことかと思われました。
しかしこの影のような存在については、バルマスケ(仮面舞踏会)を襲撃された際に襲撃犯のひとりである仮面の男が影のような存在のことを「ネーニア」と呼んだことで名前が明らかとなったのです。
影のような存在の名前がネーニアだということがわかったことで、シャルラタンの正体がネーニアなのではなく、シャルラタンは別の何かであることがはっきりしました。
【ヴァニタスの手記】シャルラタンの正体について考察!
残念ながら、シャルラタンの正体については明らかになっていません。
ただ、ストーリーが進む中でシャルラタン、ネーニア、仮面の男(くも君)、ドクター・モロー、ルスヴンに繋がりがあることがわかっていきます。
このことから、シャルラタンの正体は呪持ちのヴァンピールを生み出すことで何かを企んでいる組織の名前なのではないかと考えられるのではないでしょうか。
【ヴァニタスの手記】ネーニアの正体は女王ファウスティナ
ネーニアの正体は、女王ファウスティナの禍名(まがつな)「死を囲う者」でした。
ネーニアの正体については、クロエが作った世界式の改竄装置によってネーニアが影の姿から肉体を強制的に実体化をさせたことで、ヴァニタスがネーニアの正体を明かしました。
ここからは、ネーニアの正体である禍名(まがつな)「死を囲う者」についてと、女王ファウスティナについてまとめていきます!
ネーニアの正体は女王の禍名「死を囲う者」
ネーニアの正体は、原初なる紅月のヴァンピール女王ファウスティナの禍名「死を囲う者」(ネーニア)でした。
ネーニアは影のような実体を持たない姿をしていましたが、クロエが作った世界式の改竄装置により強制的に実存させることで、その正体が明らかとなったのです。
ネーニア自身もは自分が女王ファウスティナであることを忘れていたようでしたが、実体化したことでネーニアを殺そうとしていたクロエさえも本能がこれに楯突くことを許さないと感じ、ネーニアを前にして固まって動けなくなってしまいました。
すると突然ネーニアはクロエに口づけをして、血のようなものをクロエの口の中に流し込むとクロエが呪持ちとして発症したことから、ネーニアにはヴァンピールを呪持ちにするだけでなく、強制的に発症させる能力もあることがわかったのです。
女王ファウスティナの禍名がネーニアの正体だということは、女王ファウスティナの真名は歪められていることになりますが、その理由についてはわかっていません。
女王ファウスティナが現女王なのか考察
ヴァンピールには女王という存在がいることはわかっていますが、現女王が登場していないことから女王ファウスティナが現女王なのかについては明らかになっていません。
ヴァニタスは現女王が表舞台に姿を表さなくなっていることから、今もちゃんと生きているのかと疑っていました。
その後のシーンでルキウスが女王らしき人物が横たわるベッドの脇で悩むシーンがありあましたが、その時の女王らしき人物の手はミイラのような状態で手以外の体と生死に関しては謎のままです。
女王ファウスティナが現女王だった場合、女王は生きてはいるものの真名が歪められている呪持ちの状態であることが原因で、表舞台に姿を現すことができないのかもしれません。
またネーニアの姿が実体化した時に女王の存在を感じ取ったルキウスの兄は、「あの女 せっかく俺たちが躯をブッ壊してやったっていうのに・・・なあヴォートルマジェステ(我らが女王よ)」と言っていました。
このことから、ルキウスの兄は女王ファウスティナの真名が歪められたことに何かしら関係している人物であると考えられます。
まとめ
『ヴァニタスの手記』のシャルラタンはネーニアなのか、正体と女王の禍名(まがつな)についてもまとめてきました。
ネーニアの正体が原初なる紅月のヴァンピール女王ファウスティナの禍名「死を囲う者」(ネーニア)だということはわかりましたが、シャルラタンについてや現女王についてはまだまだ謎が多く残ったままですので、今後謎が解き明かされていくのが楽しみですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント