『大雪海のカイナ』(おおゆきうみのカイナ)は、2023年1月からフジテレビ「+Ultra」などでアニメの放送が予定されている作品です。
3DCG・アニメ制作会社のポリゴン・ピクチュアズの設立40周年記念作品ということもあり話題になっていますが、『大雪海のカイナ』がジブリ作品の「風の谷のナウシカ」に似ていると言われていることを知っていますか?
この記事では、『大雪海のカイナ』は「風の谷のナウシカ」に似てるのか、原作と元ネタや評価・感想についてもまとめていきます!
【大雪海のカイナ】風の谷のナウシカに似てる?
まずは、『大雪海のカイナ』が風の谷のナウシカに似てるといわれている理由について解説していきます!
世界観が似ている
まず『大雪海のカイナ』が風の谷のナウシカに似てるといわれているのが、それぞれの作品の世界観です。
『大雪海のカイナ』の舞台は地表に覆われた大雪原と拡がり続ける「雪海」によって大地が消えかけた異世界。
主人公の少年カイナは数人の村人達と共に巨木「軌道樹」から広がる「天膜」の上でかろうじて暮らしています。
一方、風の谷のナウシカの舞台は、大戦争により高度産業文明が崩壊してから1000年が経過し腐海と呼ばれる森ではマスクをしなければ人間は死に至ってしまうような危険な世界。
腐海守る王蟲(オーム)など様々な蟲たちに魅せられた主人公のナウシカは、海から吹く風によって森の毒から守られている小国・風の谷で蟲と人とが共存する方法を探しながら暮らしています。
それぞれの作品は舞台となっている世界は全く別の世界ですが、外での生活にはマスクが必要だったり人間の大きさを超える大きな虫が登場したりと、風の谷のナウシカを知っていて『大雪海のカイナ』を見ると世界観が似ていると感じる方は多いようです。
ヒロインが姫
次に『大雪海のカイナ』が風の谷のナウシカに似てると感じるのが、『大雪海のカイナ』のヒロインが姫であることです。
『大雪海のカイナ』のヒロインは大雪海の国・アトランドの王女であるリリハという名前の少女です。
リリハは国王の娘ですので、アトランドの姫君ということになります。
一方、風の谷のナウシカでは主人公であるナウシカが風の谷の族長の娘で、領民からは「姫様」や「姫姉様」と呼ばれて親しまれている存在です。
お姫様が作中の主要なキャラクターとして登場している部分は確かに似ていると感じますね。
作品のタイトルが似てる
2つの作品のタイトルが似てると感じている方もいるようです。
『大雪海のカイナ』と「風の谷のナウシカ」はどちらも、「の」を挟んで左側に漢字、右側にカタカナとなっていて文字で見た漢字の印象も似ています。
大雪海(おおゆきうみ)と風の谷(かぜのたに)も「カイナ」と「ナウシカ」も、声に出したり読んだ時には似てるとは感じません。
ですので作品のタイトルを文字として見た時に感じるイメージで似てると感じるのかもしれませんね。
【大雪海のカイナ】原作と元ネタは?
ここからは、『大雪海のカイナ』の原作と元ネタについてまとめていきます!
原作は漫画家の弐瓶勉
『大雪海のカイナ』の原作は、男性漫画家の弐瓶勉(にへいつとむ)さんが務めています。
弐瓶勉さんの代表作はBLAME!、シドニアの騎士、人形の国などがありSFやダークファンタジー作品として独特の世界観が人気です。
『大雪海のカイナ』で弐瓶勉さんが手掛けているのは原作の部分で、原作漫画の作画は女性漫画家の武本糸会(たけもといとえ)さんが担当されています。
弐瓶勉さんは影響を受けたとして挙げられている作品に「風の谷のナウシカ」も挙げられていますので、『大雪海のカイナ』が風の谷のナウシカに似てると感じるのにはそういった理由もあるのかもしれませんね。
元ネタがあるかは不明
『大雪海のカイナ』は原作・弐瓶勉さん、作画・武本糸会さんがタッグを組んで描かれている漫画作品がアニメ化となりました。
原作漫画作品のアニメ化ということで、元ネタとなる作品があるかは明らかになっていません。
情報がありましたら分かり次第追記していきます。
【大雪海のカイナ】評価・感想について
ここからは、『大雪海のカイナ』の評価や感想についてまとめていきます!
弐瓶勉先生の原作に武本糸会先生の作画がとても合っていて、『大雪海のカイナ』の魅力を引き出していますね。
『大雪海のカイナ』の原作漫画を高評価している方、弐瓶勉先生の作品だから期待しているという方はとても多いです。
実は『大雪海のカイナ』は月刊少年シリウスの2022年4月号から連載が始まったばかりの作品です。
そのため、原作漫画連載開始直後のかなり早いアニメ化にも期待が高まっています。
弐瓶勉先生のこれまでの作品の独特の世界観に魅力を感じている方は、『大雪海のカイナ』の世界観にも魅力を感じているようですね。
『大雪海のカイナ』のアニメでは、オープニング・テーマはヨルシカの「テレパス」、エンディング・テーマはGReeeeNの「ジュブナイル」という楽曲が作品を彩ります。
アーティストの豪華さもアニメ化の期待につながっているようです。
『大雪海のカイナ』は弐瓶勉先生の作画ではないため、過去の作品のような弐瓶勉先生らしい印象が薄れている一方で、その世界観に優しい雰囲気の武本糸会先生の絵が新鮮だと感じている方もいるようです。
私も個人的に弐瓶勉先生の過去作品であるBLAME!の世界観にとても魅力を感じていた読者のひとりなので、今回アニメ化も決定している『大雪海のカイナ』のこれからの物語がどのようになっていくのかとても楽しみです。
まとめ
この記事では、『大雪海のカイナ』は「風の谷のナウシカ」に似てるのか、原作と元ネタや評価・感想についてもまとめてきました。
- 『大雪海のカイナ』が風の谷のナウシカに似てるといわれているのは、世界観、ヒロインが姫なところ、2つの作品のタイトル。
- 『大雪海のカイナ』の原作は弐瓶勉が描く漫画作品で、作画は先生が担当している。
- 元ネタがあるかは不明だが、風の谷のナウシカの影響を受けている可能性はある。
- 大雪海のカイナの評価・感想では、弐瓶勉先生の作品であることや武本糸会先生の優しい絵に期待しているといった感想や高評価している方が多い。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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