夜明け告げるルーのうたはポニョのパクリ?似ていると感じる理由は?

夜明け告げるルーのうた

夜明け告げるルーのうたというと、主人公は中学生の少年カイ。そのカイの前に突如現れた人魚の少女ルーとの出会いと別れを描いた感動の物語ですね。

この夜明けを告げるルーのうたがポニョのパクリではないかと言われているようなんです。

ポニョとはジブリ映画の崖の上のポニョのことで、こちらのストーリーはというと主人公の少年宗介と魚の女の子ポニョとの心温まるストーリーが魅力の物語ですね。

全く違う2つの映画である、夜明け告げるルーのうたが崖の上のポニョのパクリといわれているのはなぜなのでしょうか。

パクリと言われるには、2つの映画に何か似ている部分があるのかもしれませんね。

夜明け告げるルーのうたと崖の上のポニョ、この2つの映画について比較しながらパクリなのか考察していきます!

夜明け告げるルーのうたはパクリ?似ている映画とその理由

夜明け告げるルーのうたがパクリと言われて引き合いに出されている作品が、ジブリ映画の崖の上のポニョです。

この2つの映画はなぜそのように言われているのでしょうか。

夜明け告げるルーのうたと崖の上のポニョは似ているのか、それともパクリなのか、そう言われる理由について書いていきます。

崖の上のポニョとは?超簡単なあらすじ

崖の上のポニョとは、2008年公開のジブリ映画です。

主人公は海辺の町にある崖の上の一軒家に暮らしている5歳の好奇心旺盛な少年宗介。

その宗介がある日、海の女神の母と魔法使いの父をもつ魚の少女ポニョと出会い、お互いを好きになります。

最初に出会った時、ポニョは魚の姿をしていました。

その後、命の水の力で人間の姿に変わったポニョは自分の強い魔力により激しい嵐を呼び起こしながら、再び宗介の前に現れます。

このままでは世界が破滅すると慌てだすポニョの父。

それを止めるためにポニョを人間にして、魔法を失くすことを提案するポニョの母。

ただ、ポニョを人間にするためには宗介のポニョに対する愛が揺らがず続くことが条件です。

ポニョの母が、宗介には心からポニョを好きか、ポニョには魔法を捨てて人間になりたいかを確かめて、ポニョを人間にするための古い魔法をかけました。

宗介とポニョが陸に戻り2人がキスをすると、ポニョは5歳の女の子の姿に生まれ変わりハッピーエンドとなります。

崖の上のポニョのパクリといわれる理由

2017年に夜明け告げるルーのうたが公開されると、一部のファンから崖の上のポニョの魚の女の子ポニョと夜明け告げるルーのうたのルーが似ているのでは?という話が出たそうです。

夜明け告げるルーのうたの湯浅政明監督は、崖の上のポニョの監督である宮崎駿氏とジブリ作品が好きで、湯浅監督が子供の時に見て大好きだったジブリ作品のイメージがルーのパパのイメージにはあったりと、宮崎監督作品が夜明け告げるルーのうたの一部に影響を与えていることを明かしています。

湯浅監督自身も崖の上のポニョのポニョとルーが似ていることについて「ストーリーもポニョに似ていると気がついたのは結構あとでしたね…」と話していたようです。

こういったことが、夜明け告げるルーのうたが崖の上のポニョのパクリといわれている理由なのかもしれませんね。

夜明け告げるルーのうたが崖の上のポニョのパクリなのか考察

夜明け告げるルーのうたを1度でも見た方はわかると思いますが、キャラクターやストーリーも他のアニメーション映画とは全く異なります。

ではなぜ、パクリと感じる人がいるのでしょうか?

具体的にポニョに似ていると感じるのはどの部分なのか気になるところです。

夜明け告げるルーのうたと崖の上のポニョは、どちらも私も見たことのある映画ですので、ポイントごとに照らし合わせながら考察していきます。

主人公はどちらも少年

どちらの作品も主人公は少年ですが、夜明け告げるルーのうたのカイは難しいお年頃のせいか最初はほとんど感情を表に出さない中学3年生。

崖の上のポニョの宗介(そうすけ)は保育園に通っている明るく正義感が強い性格の5歳児です。

一致しているのは少年という部分のみで、年齢は全く違う2人で性格も違いますね。

どちらもヒロインは人魚なの?

夜明け告げるルーのうたのヒロインは人魚のルーですが、崖の上のポニョのヒロインは魚の女の子のポニョ(本名:ブリュンヒルデ)です。

ポニョは本来魚ですが、宗介がケガをして出血した時に血液を舐めて半魚人になり、生命の水を浴びて人間へ変身できるようになったことから、半魚人の姿になったり人間の幼女のような姿になったりします。

ルーも踊る時にはヒレが2つに分かれて足のようになりますので、こちらには共通点を感じる人もいるかもしれませんね。

人間の言葉が通じて話ができる

夜明け告げるルーのうたでは、カイの「食うか?俺のこと」の問いかけに対して「ルー食べない!」と返事をしたり、「ルー!みんな仲良し!」と言うシーンがあります。

また、崖の上のポニョではポニョが「ポニョ、宗介好き!ポニョ、人間になる!」という名言がありますね。

ルーもポニョも長い言葉を話すシーンがなく話し方が子供らしい2語分や3語分で話をするところや、自分の気持ちを素直に言葉にする純真無垢な性格は似ているような気がします。

海水を自由に操ることができる?

夜明け告げるルーのうたのルーは、水を自由に操る力を持っています。

一方、崖の上のポニョではポニョが津波の上を走りながら宗介の前に現れるシーンがありますね。

ルーは水を自由に操っていて、いかにも人魚だけが使うことのできる魔法のようなものを使いますが、ポニョの方は津波の上を走ってはいるものの自分で意識的にその津波を操っているのとは少し違います。

どちらも同じように『魔法』を使っているのかもしれませんが、まったく種類が違うようですね。

夜明け告げるルーのうたは崖の上のポニョのパクリではない!

それぞれの映画を全体的に見ると、キャラクターの設定やストーリーも全くの別物でパクリではないように感じました。

ただ、夜明け告げるルーのうたと崖の上のポニョのどちらもストーリーの舞台が海辺の町で、ヒロインが少女であることやそのヒロインが海に住んでいるという共通した部分があることが似ているように感じてしまう要因だと思います。

湯浅監督自身が宮崎監督作品が夜明け告げるルーのうたの一部に影響を与えていることを明かしていることからも、影響は受けているがパクリとは違うことを表しているのではないでしょうか。

まとめ

夜明け告げるルーのうたがパクリなのかということで考察してみましたが、個人的にはパクリではないと感じました。

確かに夜明け告げるルーのうたと崖の上のポニョは部分的には言われてみると似ているなと感じる箇所もありますが、これはパクリではなく共通した部分があることが原因ですので、ある程度は仕方がないのかなと思います。

どちらも心温まる映画ですので、これを機にまた夜明け告げるルーのうたと崖の上のポニョを見てみるのも良いですよ。

じっくり見てみると新しい発見もあるかもしれませんしね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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