『地縛少年花子くん』と、その公式スピンオフ作品の『放課後少年花子くん』。
『地縛少年花子くん』の主人公、花子くんこと普(あまね)が弟の司(つかさ)を殺したという衝撃的な事実。
普と司の兄弟の間には、過去に一体何があったのでしょうか?
花子くんの生前の人物である普が司を殺した理由や、二人の関係性に隠された秘密が気になりますよね。
この記事では、『地縛少年花子くん』で花子くんが弟・司(つかさ)を殺した理由や、普(あまね)との関係性についても解説していきます。
※こちらの記事はネタバレを含む可能性があります。
【地縛少年花子くん】弟・司(つかさ)とは?
『地縛少年花子くん』において、普(あまね)の弟である司(つかさ)は物語の核心に関わる重要な人物です。
まずは、『地縛少年花子くん』の司の基本情報や過去に彼の身に起こった不可解な出来事について詳しく見ていきましょう。
司(つかさ)の基本情報
司は、花子くんこと柚木普(ゆぎあまね)の双子の弟です。
本名はフルネームを柚木司(ゆぎつかさ)といい、現世で怪異として登場した時の姿は推定年齢13歳で、服装は学生帽をかぶり襟付きシャツを袴に入れた書院生スタイルをしています。
過去に兄である普に何らかの理由で殺され、現在は怪異として存在し、彼岸の者の願いを叶える能力を持っており、作中では実際に怪異の願いを叶えるシーンも登場していました。
司は黒髪に金色の瞳と容姿の特徴は普とほぼ同じで、外見から見ても双子の兄弟であることが一目瞭然です。
基本的な性格は天真爛漫で無邪気ですが、度々サイコパスな一面を表に出しており、後の展開で明らかになる彼の本質は非常に複雑で謎に包まれているのが特徴的といえるでしょう。
司は普と同じく、アニメや漫画の中で重要な役割を果たす存在として描かれており、彼の行動や言動が物語の展開に大きな影響を与えています。
4歳の時に起きた出来事
司の人生を大きく変えたのは、4歳の誕生日前に起こった衝撃的な出来事でした。
医者から「普は循環機能が弱いため長くは生きられない」と母親が告げられているのを目撃した司は、兄を救うために家の下にいる「ナニカ」に願いをかけることを決意します。
この「ナニカ」とは、作中で重要な役割を果たすと考えられる謎の存在で、願いを叶える代わりに代償として何かを要求するという特徴を持っているようですが、『地縛少年花子くん』の漫画原作22巻までではその存在の詳細については不明です。
司の願いの結果、普の命は救われましたが、その代償として司は誕生日に黒い「ナニカ」に取り込まれてしまいました。
この出来事は、司と普の運命を大きく変える転機となり、以後の物語展開に重大な影響を及ぼすことになります。
神隠しから帰ってきた司の様子
約半年後、神隠しにあったとされていた司が突然帰ってきます。
しかし、その姿は司の形ではあるものの中身が明らかに異なっており、周囲に衝撃を与えました。
母親は「あれは私の子じゃない」と直感的に感じ取り、司の目は真っ黒で光が失われ、口にはキバのようなものまで生えていたのです。
帰ってきた司は外見こそ司そのものでしたが、その本質は全く別のものに変容していたのでした。
この変化は、司が「ナニカ」と入れ替わったことと「偽物の司」の出現を強く示唆しており、後の悲劇的な事件の伏線となっていきます。
【地縛少年花子くん】弟・司を普(あまね)が殺した理由を考察
普が司を殺した理由は、作品の中で最も大きな謎の一つです。
ここからは、『地縛少年花子くん』で花子くんの弟・司を普が殺した理由について様々な角度から考察していきます。
殺した理由は不明
花子くんこと普が、弟の司を殺した理由は不明です。
『地縛少年花子くん』の漫画原作22巻まででは、司を普が殺した理由については明確な情報が明らかになっていません。
司を普が殺した理由については、作中で明らかになり次第追記しますが、現時点までの物語の内容をもとに考察をしていきます。
考察①司の暴力による普(あまね)虐待説
一つの有力な説として、司による普への虐待が挙げられます。
普の体には多数の傷跡が確認されており、これらは司によって付けられた可能性が高いと考えられているのです。
司は普の苦しむ姿を楽しんでおり、「我慢するのをやめた人の顔が好きだ」などの不気味な発言をしています。
このサイコパス的な一面が、普を精神的・肉体的に追い詰め、最終的に殺害に至らしめた可能性は十分に考えられるでしょう。
虐待の背景には、「ナニカ」との入れ替わりによる司の人格変化があると推測されます。
元々は優しかった司が、「ナニカ」の影響で残虐な性格に変わってしまったのかもしれません。
考察②偽物の司を排除した可能性
もう一つの説は、普が「偽物の司」を排除したというものです。
4歳の時に「ナニカ」と入れ替わった司は、本物の司ではありません。
そのため、普は年月を重ねるうちに、この司が偽物であることに気づいた可能性があるのです。
本物の弟を取り戻すため、あるいは家族を守るために、普は偽物の司を殺害したのではないかと考えられます。
この説は、母親が「あれは私の子じゃない」と感じた場面とも整合性があります。
普も同様の違和感を抱き、最終的に行動を起こしたという解釈もできるのではないでしょうか。
【地縛少年花子くん】弟・司(つかさ)と普(あまね)の関係性
司と普の関係は、作品を通じて大きく変化していきます。
ここからは、『地縛少年花子くん』の弟・司(つかさ)と普(あまね)の関係性について解説していきます。
幼少期の兄弟関係
幼い頃の司と普は、典型的な仲の良い双子の兄弟として描かれています。
特に司は病弱な兄・普を心配し、彼のために「ナニカ」に願いをかけるほど深い愛情を持っていました。
この時期の二人の関係は、純粋で無垢なものだったといえるでしょう。
作中では、二人が一緒に遊ぶシーンや、互いを思いやる場面が描かれており読者の心を温かくさせます。
しかし、一方では普が病弱な自分の状況を悲観して元気な司に嫉妬するようなシーンもあり、リアルな兄弟関係が描かれていました。
司が消えた後の変化
司が「ナニカ」と入れ替わった後、二人の関係は大きく歪んでいきます。
帰ってきた「司」は、以前の優しい弟とは全く異なる存在となっていました。
普はこの変化に戸惑いながらも、弟への愛情から長い間耐え続けたと考えられます。
この時期、二人の関係は複雑で不安定なものへと変容していったのでしょう。
作中では、普が司の異変に気づきながらも、何も言えずにいる様子が描かれています。
この沈黙が、後の司殺害という悲劇につながっていくのです。
殺害事件後の司と普の状況
普が司を殺害した後、普も何らかの理由により死亡し学校の地縛霊となったのです。
一方、本物の司は4歳の姿のまま、現在では呪われた「赤い家」と呼ばれている自宅から繋がる地下の異空間に封じられたままの状態が続いています。
現在の司と普の状況を以下にまとめます。
- 普
学校の地縛霊となった七不思議の7番目「花子くん」 - 本物の司
4歳の姿のまま封じられている - 偽物の司
怪異として登場した謎の存在「つかさ」
地縛霊となった花子くんこと普と、封印された司、怪異となったつかさという設定は、司と普の関係が死後も続いていることを示唆しています。
今後の展開で、花子くんと司の真の関係性がどのように明らかになっていくのか、非常に興味深いところです。
『地縛少年花子くん』の花子くんの死因・死んだ理由についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
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まとめ
この記事では、『地縛少年花子くん』で花子くんが弟・司(つかさ)を殺した理由や、普(あまね)との関係性についても解説していきます。
- 地縛少年花子くんの司(つかさ)の基本情報
- 花子くん(柚木普)の双子の弟で、黒髪に金色の瞳を持つ。
- 天真爛漫だがサイコパスな一面も持ち、怪異として願いを叶える能力を持つ。
- 司が4歳の時に起きた重大な出来事
- 普の命を救うため、「ナニカ」に願いをかける。
- 代償として司が「ナニカ」に取り込まれ、運命が大きく変わる。
- 神隠しから帰ってきた司の変化
- 外見は同じだが、本質が全く異なる存在になる。
- 母親が「私の子じゃない」と感じる。
- 普(あまね)が司を殺した理由の考察
- 明確な理由は不明(漫画原作22巻時点)。
- 虐待説:司による普への暴力が原因の可能性。
- 偽物排除説:「ナニカ」と入れ替わった司を排除した可能性。
- 司(つかさ)と普(あまね)の関係性の変遷
- 幼少期:仲の良い双子の兄弟だが、普の嫉妬心も描かれる。
- 司が消えた後:関係が大きく歪み、普が司の異変に気づきながらも沈黙。
- 殺害事件後の司と普の状況
- 普:学校の地縛霊「花子くん」となる。
- 本物の司:4歳の姿で「赤い家」の地下に封印される。
- 偽物の司:怪異「つかさ」として存在。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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