近年、多頭飼育崩壊という言葉を耳にする機会が増えたと感じている方は多いのではないでしょうか。
多頭飼育崩壊とは、飼っていたペットが無秩序に増えてしまい飼い主が適正に飼育できる範囲を超えて、その結果飼育環境の悪化や経済的な破綻などからペットの飼育が行えなくなる状況をいいます。
愛されていたはずのペットが、多頭飼育崩壊によって必要とされるお世話がされておらず、不衛生な環境で生活を続けることによってペットも飼い主も病気になってしまうこともあるそうです。
このような状況がきっかけとなり、ペットを手放す選択をせざるを得なくなった飼い主とそのペット達がいるものの、それを支える環境が整っていない現実があります。
多頭飼育崩壊以外にも、テーマパークの廃園や野良猫(幼猫)、迷子犬、安易なペット購入など、人間によってペットになり人間の都合で行き場の失ったペット達が多くいることをご存知でしょうか。
このような多頭飼育崩壊などをしてしまった飼い主とその動物たちを支援するために、「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」というプロジェクトがクラウドファンディングのCAMPFIRE(キャンプファイヤー)で公開中です。
では、「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」というプロジェクトとは、どのようなクラウドファンディングなのでしょうか?
この記事では、「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」の現在の活動内容と実績や運営団体・代表者情報、クラウドファンディングCAMPFIREのプロジェクト内容やリターンについてもご紹介していきます。
「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」とは?
まずは、「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」とは現在どのような活動をしているのか、実績と運営団体・代表者情報についてもご紹介していきます。
現在の活動内容と実績
「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」では、現在犬4匹と猫28匹の保護を行っています。
これまでに犬猫等40匹以上保護してきた実績もあり、さらに依頼を受けているのが現状です。
しかし動物を保護できるスペースには限りがあり、現在は約20㎡の庭で犬のお世話を、6畳一間で猫のお世話をしている状況のため、動物たちの居住スペースの確保が急務となっています。
運営団体・代表者情報
「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」の運営団体・代表者情報は以下の通りです。
NPO法人 笑家(しょうや)
代表理事 吉井 真一
【所有資格など】
- 即応予備自衛官
- 介護福祉士
- 米国NLP協会認定トレーナー
- 引きこもり支援相談士
- 不登校訪問専門員
- BTECチャイルドマインダー
- 小動物看護師
- 小動物介護士
こちらのNPO法人では、不登校、引きこもり、いじめ、虐待、多頭飼育崩壊、ゴミ屋敷などの問題を抱えていらっしゃる方々への支援を実施しています。
ただ話すだけでは根本的な解決には至りにくいため、NPO法人笑家では個人個人の心情をしっかりと把握し精神的な不安や壁を取り除いて、前向きな姿勢を取り戻すお手伝いを行っているのだそうです。
さらに、動物という最も弱い立場の存在を通じて、様々な境遇の方が自身の必要性や社会での役割を感じられるきっかけを提供しています。
「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」の目的
ここからは、「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」のプロジェクトの目的についてご紹介していきます。
目的は不幸になりそうな命を少しでも救うこと
「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」のプロジェクトの目的は、不幸になりそうな動物たちの命を少しでも救うことです。
本来であれば、動物が人間によってペットにされ人間の都合で劣悪な環境や野生に捨てられるというのは、あってはならないことです。
しかし、飼い主の方にも購入時には考えつかなかったような状況の変化や、様々な都合があって愛していたペットを手放さなければならない状況に陥ってしまうということもあります。
飼い主によってペットの幸せが左右されてしまうのは、その生きる環境を選ぶことができないペットにとってとても悲しいことです。
それでももし、ペットの飼育が困難になった方達に現状回復の機会を提供することができれば、飼い主もペットも幸福な毎日が送れるようになるのではないでしょうか。
目指すのは現状回復の機会と協力態勢の構築
このクラウドファンディングのプロジェクトで目指すのは、現状回復の機会と協力態勢の構築です。
多頭飼育崩壊などによってペットの飼育が困難になった飼い主からペットを取り上げたり、里親に譲渡したりする活動ではなく、会いたい時にいつでもペットに会いに行ける環境づくりを目指します。
そのための支援として、
- 現状回復の機会としてペットを保護
- いつでもペットに会える環境を構築
- 人生の立て直しをしていく
このようなことが必要となります。
本来、飼い主はペットを家族のように大切に想い心の拠り所としていたり、ペットの方も飼い主からの愛情を深く感じているものです。
優しさに満ち溢れた飼い主とペットの関係が長く続き、ペットの命の最後まで飼い主と共に見届けられるような環境が整うよう活動しています。
障がいやハンディを抱えた方が活躍できる場
「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」のプロジェクトを実現させるには、ペットには「愛される安全な環境」を提供し、飼い主には「問題解消のきっかけ」となるような支援が必要不可欠となります。
そこで動物のお世話という重要な役割を担うのが、障がいやハンディを抱えた方々です。
動物達のお世話をすることは、愛情や必要とされていることの実感を得ることにもつながり、自分自身の存在意義や生きがい、楽しみなどが見出せるようになるなどの効果も期待できます。
現在の社会では障がいやハンディを抱えた方達に対する周囲の理解が及ばずに、生産性を求められたり成果を要求されるなど難しい状況があるようです。
そこでノルマなどのない環境で動物達の生活支援を行ってもらうことで、障がいやハンディを抱えた方が活躍できる場として相互利益のある環境の構築にも繋がります。
クラウドファンディングCAMPFIREのプロジェクトページはこちら
→行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします
クラファンCAMPFIREのプロジェクトご紹介
引用元:CAMPFIRE 行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします
【プロジェクト実行者からのコメント】
多頭飼育崩壊により辛い想いをしたのはペットだけではありません。
飼い主もまた辛い思いをしているのです。
その飼い主の原状回復とペット達との別れがないことがこのプロジェクトの特徴です。
里親を探したり、譲渡したりする活動ではありません。
あくまで人生の軌道修正し原状回復できるまで預かります。
飼い主の原状回復ができれば引き続き当法人と力を合わせ、共に飼育活動をしていこうというものです。
一度失敗してしまいましたが、新しい知識や仲間と共にその志を失うことなく、動物達に向き合ってほしいと願っています。
道端の仔猫や傷ついた動物に手を差し伸べる人は数少ないのです。
そんな貴重な方々が一度の失敗でその想いをなくしてしまうのは大変もったいないと思います。
マスコミやニュースを見ると司会者やコメンテーターはすぐに動物は被害者、飼い主は加害者のような発言をします。
私は飼い主も被害者だと思っています。
過ちは誰にでもあります。
その過ちから何を学ぶかが重要だと思っています。
ここからは、クラウドファンディングCAMPFIREのプロジェクト「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」の詳細情報をご紹介していきます。
プロジェクト資金使用用途
クラウドファンディングCAMPFIRE「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」プロジェクトの資金使用用途を一覧でまとめます。
- リフォーム費用 ¥4,000,000
- 手数料等 ¥920,227
現在すでに保護している犬や猫の他にも、さらに依頼がある状況ですが動物のお世話をするスペースが足りていません。
そこでクラウドファンディングにて支援金を募り、現在の既存建物のリフォームとバルコニー拡張等を計画されています。
動物たちの居住スペースを確保することが、「ペットと共生できる居場所」の提供となります。
クラウドファンディングのリターン
クラウドファンディングには「リターン」という仕組みがあります。
リターンはプロジェクトを応援してくれる支援者へのお礼であり、いわゆるお返しを意味しているのです。
クラウドファンディングCAMPFIRE「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」プロジェクトのリターンでは、7つのリターンがありますので一覧でご紹介していきます。
※お届け予定:2025年04月
プロジェクト開始と今後の予定
クラウドファンディングCAMPFIRE「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」のプロジェクトは、2023年5月22日より開始しています。
クラウドファンディングが終了し、入金後リフォーム等に約2ヶ月を見込み備品準備等も含め年末までに通常体制に戻す予定で計画されています。
まとめ
この記事では、「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」の現在の活動内容と実績や運営団体・代表者情報、クラウドファンディングCAMPFIREのプロジェクト内容やリターンについてもご紹介してきました。
多頭飼育崩壊の問題はテレビなどでも多く取り上げられていることから、この問題に対する理解や問題解決の必要性を感じている方も多いのではないでしょうか。
幸せだったはずの飼い主とペットのどちらか、もしくはその両方が「生きづらさ」を感じた時に、「行き場の失ったもの達に居場所の提供をお願いします」のプロジェクトの目指すような仕組みがあれば、悲しみを減らせることにつながると思います。
このような活動に協力したいというお気持ちのある方、プロジェクトに興味を持った方、ぜひこちらのプロジェクトページを見てみてください。
あなたの支援がたくさんの方や動物たちの希望になります!
クラウドファンディングCAMPFIREの
\ プロジェクトはこちら↓ /
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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